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死の淵 桃源郷  作者: ぺったんこ
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夢の話 わんこ

3人は絶句し、沈黙した。そんな事があるはずないと。何かの間違いだと。ただ、なぜ私たちは、ここに導かれたのか?迷うわけでもなく、すんなりとここに来たし、何故か確信があった。

仲間の女性が、わんこちゃん?と声をかけた。草むらから、くーんと悲しそうな鳴き声がした。

アパートの管理人に話を聞くと、しばらく201号室には誰も住んでいないという。だとしたら、一体どうやって、わんこちゃんはインターネットで私たちと話が出来たのか?飼い主がしていたのか?それとも別の場所にいるのか?

私たちは、ただぼうぜんと、草むらのほうを見つめていた。

 あれから一年。わんこちゃんは、インターネットに姿を現していない。私たち3人も、インターネットでの会話をしなくなった。

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