スキーはコントロールが大事
アクティビティに何をするのか。
まずは会場まで向かおう。
館野駅まで電車で移動する。
館野駅から、バスに乗る。
バスに揺られること10分。着いたのは、スキー場だ。
今日行われるアクティビティは、スキーだ。
リフトや、下るための坂があった。
スキー板や、スティックを全員レンタルした。
スキーウェアもきた。
そして、今日の予定はひたすらスキーを楽しむことになっている、スキー場は19時まで開いている。
ホテルと併設されているため、チェックインも済ませた。
今日の宿もそのホテルという事だ。
そして、みんなでスキーを滑る。
まず初心者は初心者用コース、中級者は中級者用コース、上級者は上級者用コースで滑ることになった、滑ったことの無い人に対しては、インソクラクターをつけた上で、初心者用コースを滑ることになっている。
初心者用コースから上級者用コースまでの全ては、リフトを乗らないといけないので、みんなでリフトに乗ることにした。
リフトに乗る。そしてスキーウェアを着たまま、スタートする。最初の1人目は、初心者用コースの方だ。
まずは、初心者用コースを滑ってみた。、初心者用のコースなので、滑りやすくなっているが、とてもやりやすいものとなっている。
そして、初心者用コースを滑っていく。初心者用コースというだけあって、スキーのスピードは緩やかだが、すぐに初心者コースを滑っている人がたくさん出た。
初心者コースの滑りは初心者でも簡単にこなせるようだ。中にはインソクラクターをつけて滑っていく人もいる。
初心者用コースは、どんなに早くても30分はかかる長めのコースとなっているが、この30分に初心者が楽しめる仕掛けが沢山詰まっているため、30分でも足りないと思う。
ただ初回の滑りで30分だけで滑る事ができる人はほぼいないらしい。初心者用コース以外だと中級者用コースを滑る人が多いようだった。
上級者コースはあまり滑ってる人はいないようだ、そこまで自信のある人はいないのだろうか。
初心者用コースは、初回だと一時間以上は掛かるらしい。
そして、初心者用コースを回っていた。
初心者用コースを走る人たちを見ていると、初心者のころの俺にもそんな風に走れるのかと、少し羨ましくなった。
緩い斜面の近くにある岩肌、そこにスキー板が刺さっている。
あれは、このスキー場なりのオシャレらしい、めちゃくちゃ変だ。
俺は、初心者用コースのスキー場で、自分の事を思い出しながら走った。
そして、後ろから娘がインソクラクターをつけて、走ってるのが見えた。
俺よりも、上手いであろうインソクラクターと一緒にやった方が、スキーを楽しめるだろう。
娘は色々苦戦をしているが、インソクラクターの人が、優しく教えてくれているので、問題は無いだろう。
このコース、初心者向けだけど、滑るときにはしっかりコントロールしないといけない。コントロールが上手くいかないと、簡単に転んでしまうだろう。
そんな事を思っていたら、後ろから声がした。娘だった。
「きゃあ!」
どうやら、転んでしまったようだ。
「危ない」
俺は、転んでしまった娘を見て、思った。俺は、やっぱりな、と思った。
正直、何処かで転ぶんじゃないかとは思っていた。
でも、このコースに転んでもしょうがない。転んでも、大丈夫、転んでも、きっと大丈夫。俺はそう信じた。
インソクラクターも平謝りだったが、別に転びやすいなら仕方の無いことだろう。
俺は、そのまま滑走した。途中、娘と一緒にいたインソクラクターが、俺の方にやってきた。
インソクラクターは、笑顔で娘に話しかけた。
「ご健闘をお祈りいたしますね」
俺は、
「頑張ってね」
と答えた。インソクラクターは、娘に手を振って、滑走している娘の元へ向かっていった。
初心者用コースも中盤になり、立て札に初心者用コースの難所のような物の越え方、基本的なマナーなどが書いており、そこを見れば覚えられるようになっている。
だから、初心者にもやさしいし、色々な楽しみ方が出来るだろう。
公式の用意したスキーの落書きもあって、芸術もスポーツもできる、秋みたいなポイントだが、スキーだから冬のポイントなので、突っ込みところがある。
そこは別に関係性はないので、どっちでもいいのだが、多少チグハグ感があるのがいい味を出している。
絶妙加減もあり、これが評価出来るポイントとなるだろう。
途中、雪の橋を渡る区間がある。 雪の橋と言っても、別に雪で出来ているのではなく、木製の橋に雪が積もり、まるで雪で出来ているように見えるというのが、雪の橋と言われる所以である。
その橋を渡ると、そこは滑走できるポイントである。
滑走とは言っても、緩い斜面なので、爽快感は少ないものの、初心者用コースとしては十分だと思う。
そして、初心者用コースについては、これで終わりだ。
初心者用コースを滑り終わってから40分程が経過した頃、娘がインソクラクターと共に戻ってきた。
俺は、それをコーヒーを飲みながら待っていた。
次は、中級者用コースでも行こうかな?