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世界探索  作者: たいたい
10/35

炎上は突然に...

娘がオーディションを合格し、そして動画投稿を開始したらしい。

オーディションは、事務所の開催したオーディションだった。

そして、その事務所所属として動画投稿をしたことにより、事務所という大きな後ろ盾が出来て、娘は安心した。

今は何処も彼処もちょっとした事で炎上が起きるので、事務所にいる事で、少なくとも個人でやるよりは精神的に安定するそうだ。

ネットで起こる炎上は例え悪くなくても、悪いように出回ったりそういったデマ等無数に情報が出てくる。

個人と違い、事務所だと複数人数が関わり、対応については一人よりも強化されるだろう。

事務所に所属するのは、良い事だと、私は思う。しかし、事務所に所属している事が果たして良い事なのか?と問われれば首を傾げる。

お金を稼ぐと、ある程度は事務所側に取られるので、得られるお金は減るので、それがデメリットだが、事務所もあくまで現代社会で活動している普通の一般企業なので、お金を稼ぐのは普通の事か。

そして、私は動画の投稿を始めた。

同期の中には毎日動画の投稿をする者もいれば、毎日は投稿しない者のまぁ二種類はいる。

私は、毎日投稿はしない、生配信が主だ。

同じ事務所の先輩もいて、同期や先輩とのコラボをしたり、他の事務所等とコラボすることもある。

まぁ、この組み合わせでコラボしても、私と同期に人気が出そうなコラボになってしまうが、まぁ、それはそれだ。

実際何が人気になるかは、やってみないと分からないというのが結論だからだ。

ゲームや、雑談等様々な配信をしたり、たまにとんでもない配信もすることもある。

地獄のような悪夢を具現化したような企画である。

しかし、それでも私は楽しいと思う。毎日配信をしていて、配信の内容が楽しくなってきてしまって、それを楽しむ事が楽しいのだ。

今日は、コラボでの雑談配信だ、いわばラジオみたいなものだろう。

いくつかのコーナーを募集してる、様々なコラボをやってるが、そのコラボの中で人気トップ10に入るレベルの企画だ。

コラボでのトークは、基本的に会話やゲーム、雑談が多い。

だが、このコラボで話題になるものは、この企画の中でしか話題にならないし、トークで話す内容は、動画編集の時に編集したものを編集したものだ。

今日のコーナーは、ダジャレのコーナーだ、視聴者から募集したダジャレをひたすら発表する、多分このコラボでトップ10に入るレベルの地獄になるだろう。

あくまで実験的な企画なので、今回でどうなるかによって、次回があるかないかが決まる、このような実験的な企画も多く、人気だが、当たり外れも激しいとされている。

まず、企画者の意図は、ただただ視聴者に、何が何でも成功させたいということらしい。

そして、そのために、視聴者に企画が成功し、面白い企画にしたいと、企画者を募集してきたそうだ。

つまり、企画の募集もしていることだ。

番組に視聴者が来るのは、視聴者の数が多いからで、1万人規模のファンがいれば、そのファンとは、仲良くなれるだろう、視聴者は視聴者なので、その視聴者をうまく使って、視聴者を満足させよう、そうすればファンは、その視聴者を気に入って、その視聴者にコメントをもらうことも出来るだろう、そうすればファンはファンで、視聴者は視聴者になっていくだろう。


「視聴者の期待に応えよう」

そんな思いが、毎日積み重なった。

期待を沢山見て周り、行くことにしたのが、今回の企画だ。ただただ視聴者の期待に応える、そのために、毎日頑張った。しかし、上手くいっているかと言えば、そうではない。

配信生活は長い間続いたが、度々炎上はしていた、自分が原因というものは極めて少なく、周りに巻き込まれる体質なのかもしれないと思っていた、炎上はいつやって来るかは分からない。

それが原因のアンチもいるにはいるが、大半が滅茶苦茶な理論を述べているので、そこまでの問題にはならないだろう。

ただ、アンチの意見も聞くべきだったかな、などと思っていると、アンチは、


「番組に視聴者は来なかったけど」

と話している。それが、原因で。番組は、ちゃんと見てくれているのか、それとも、


「視聴者の期待に応えよう」

、そう思っていれば、視聴者は来てくれるのか、番組を見ている視聴者は、視聴者を失望させないように、番組を作っているのか、アンチもアンチだ、アンチは何なのかとも考えた。

しかし、それに考えても終わりはない。

いつも炎上はそばに寄っている。

それに気付いても、気付いた時には大抵既に遅かったりする、これに対応できる人はもはや世界には数少ないと思う。

配信をする上で炎上経験からの思いを気にしつつも配信をする事にしている。

以前のような炎上を起こさないようにこのようなことをしている、警戒していれば大丈夫だとは思うが、必ずしも、そうとは限らない。

そして、新しい炎上が起こることは予想は出来ていた、しかしそれを回避するのは既に不可能だった、これからどのように消していくのか......

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