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クズニートの成り上がり~『剣の翼』を手に入れ、『ボーナスダンジョン級チート訓練所』で最強になったクズ男の至高堕天録~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
転章「部下殺しのクズ男」

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5話 天童はクズだが、ザコではない。

昨日投稿した新作ですが、

なんと、異世界ランキングで、

6位に達しました!!


応援、本当に感謝です!!

本当に、本当に、ありがとうございます!!


 5話 天童はクズだが、ザコではない。


(戦術変更。シールドバッシュで、防御をこじ開ける)


 天度は、スパイクシールドを装備し、軽やかにステップしながら、距離を測る。

 敵の思考はすでに掴んだ。

 天童はクズだが、ザコではない。


 ――天童は思う。


(ん……つか、この先輩、さっきから、妙に、距離をつめてくる。ここまでに使用した武装の少なさと、零色系の基本的な倉庫容量から逆算するに……おそらく、主武装は、一時的に神経麻痺を引き起こすタイプのネウロウェーブ系兵器)


 脳に直接ブチこまれでもしない限り、神経毒の効果は二・三秒が精々なのだが、

 しかし、その間は完全に脳が停止してしまうため、

 コンマを探り合う戦場においては、とんでもない効果となる。


 ――天童は未来を計算する。


(ネウロ系なんざ隠し球みたいなもんで、読まれたら終わりなのに、全体的に動きがスゲェ雑とか訳わからん……ああ、なるほど。所詮はガキ相手だと思ってナメてんのか。アホめ。だから力天使止まりなんだよ。いちいち演算がヌルくて仕方ねぇ。余裕……特殊回避はいくつか残してある。恐れる要素はない。……さあ、寄せていくぜ)


 距離を測るのをやめて、天童は、あえてグっと距離をつめる。


 仮に、ウェーブ系の神経毒兵器を使われても、

 むしろ『その隙を狙える自分の距離』へと間を詰めていく。


 およそ、五メートルほどの距離まで詰まった所で、

 力天使は、


「この距離ぃぃ!」


 虎の子の兵器を発動させた。

 力天使を中心に、半径五メートル内の空気がプルプルと振動しはじめる。

 触れたら終わりの毒電波。


(やはり、ネウロウェーブ!! 見てから回避、余裕!!)


 発動直後に、神経系の兵器を中和するフィールドを展開させながら、特殊回避。

 シュインと、鮮やかかつ軽快な音がした。


「げっ! うそだろ!」

「ネウロ系の武装は、硬直もリロードもクソ遅いんですよねぇ。つまり、詰み。残念、先輩」


 横ステップの特殊回避から、コンマを挟まず、直でシールドバッシュ。


 ――『更にガッツリと硬直する力天使』に、

 天童は、間髪入れずに、大型ビームライフルを叩き込んでから、

 さらに!


「申し訳ありませんが、私の勝ちです」


 吹っ飛んだ力天使のどてっ腹に、高出力レーザーブレードを迷いなく叩き込んだ。

 グヌリと、刃が肉に食い込む感触が、天童の手に伝わる。



「ぐぷっ……ぬぅ……ちぃっ! ムカつくわ、てめぇ。……このキ○ガイのクソガキがぁ」

「天使に成ったら、奢るんで。勘弁してくださいよ、先輩」



 天童は、貫通したブレードから手を離し、

 ニコヤカに笑いながら、ゆっくりと両手を上げた。

 そんな天童に、

 力天使は、渋い顔で、


「……お前と酒なんか呑めるか。気持ち悪い」


「ひどいですねぇ。できれば、後輩の心を傷つけないでいただきたいものです」


「お前に心なんかないだろ。イカれた戦闘ロボットが。非常識にもほどがある。その『レベルワンとは思えないほど妙に出来のいい専用機』を駆っているとはいえ、なんで、力天使の俺が、高校生のガキなんかに負けるんだよ……絶対にありえねぇだろ、こんなの……」



 そこで、力天使の体は、光となって、天空に回収された。


 天使は、一定以上のダメージを受けると戦線から離脱する。

 どんなに傷を与えても、数日で完璧に再生し、

 出撃命令が下れば、当然のように、また候補生を殺しに地上へ降りてくる。


「ふぅ……思ったよりも、楽に勝てたな。専用剣翼のスペックは、やっぱり伊達じゃねぇ」


 天童は、天を仰いで、ゆっくりと息を吐いた。


(今の俺なら、力天使も普通に倒せるな。こうなってくると『後々の関係性』まで考慮して闘っていかなきゃなんねぇなぁ。あんまり、ボコボコにしちまうと、天使に成った後で、面倒くさそうだ。はぁ……しっかし『私利私欲で俺を殺そうとしているヤツ』に気を使っている『このヤベェ状況』……ほんと、ラリってるぜ)


 相手は先輩。

 卒業後の事を考慮すれば、気を使わざるをえない。

 階級は、まちがいなく『天童の方が上』になるだろうが、

 天使の上下関係は、どちらかといえば年功序列寄り(完璧な年功序列ではないが、暗黙の了解的に)。


「さて……佐々波の方をフォローしにいくか? ……いや、タンクの権天使(レベル3)を抑えるくらい、あいつなら楽勝だろう。それより、新人を押し付けちまった作楽の方に加勢するか」


 というか、加勢する理由をつけるために、

 『新兵の高瀬』を作楽に押し付けたのだ。


(滞りなく作楽の支援が出来るよう『高瀬の剣翼』を改良したから、高瀬の性能が査定通りなら、既に終わっている可能性の方が高いが、楽観的な推測はケガの元だ。新米を抱えた部下の元へ救援に向かうのは普通。うん、間違いない)


 言い訳、言い訳ぇ♪


新作の


「最初の村周辺でレベル99にしてみた」をマジの人生でやってみた。


を、まだ読んでいないという方へ。

お願いします!

面白いので、読んでみてください!!


恥も外聞もなく、お願いします!

これからも、絶対にエタることなく、作品を投稿し続けますので、

どうか応援(含み)していただけないでしょうか!

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