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道具や  作者: コンコココン
1/1

ある仕事人

# 話


私こと、道具屋の横車は、誠心誠意お客様の為に頑張って


おります


今日のお客様は、事業を失敗され、一歳から11歳までのお


子様が、全部で五人


当年とりまして、38歳の青年実業家〇〇様でございます



話2


肌荒れ酷く、眉は釣り上がり、尖った眼をした


奥様と、力無くふにゃふにゃと薄笑いを浮かべ


たご主人、そして強制執行人の三人の中に、わ


たくし、横車は見えない空気の様に、しかしそ


こにしっかりとはまり込む様に、正座して入り


ます



# 話3



奥様はわたくしの方を見ようともなさいません


ご主人はどこを見ているのかわたくしにはわか


りません


執行人は、わたくしとは一番近しい間柄ですが


全くわたくしが、そこにいないものと思ってい


る様です


わたくしは、わたくしは、ただじっと、息を潜


め、そこで、わたくしの与えられた、いえ、わ


たくしの強い精神で確保したその場所で正座す


るばかりです

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