回転式拳銃とは
回転式拳銃とは
回転式拳銃は、拳銃の一種。英語名または片仮名ではリボルバー(Revolver)と呼ばれる。連発銃の方式としては比較的初期の部類に当たる。
歴史
連発銃としての起源は古く既に16世紀にはあったらしいが、実用的なものとして普及させたのは
アメリカで水夫をしていたサミュエル・コルトである。彼はシングルアクション機構を発明し1836年に特許を取得、その後19世紀中期から後期にはダブルアクション機構を搭載した製品も普及し、リボルバーの基本構造は完成の域に達した。20世紀には法執行機関で使用されていたが、オートマチック拳銃の登場により姿を消していった。現在では民間の護身用拳銃として使われている他、一部執行機関で採用されているにとどまっている。
性能
オートマチックのように排莢しないためジャム(装弾不良/排莢不良)が発生しない。万一不発が発生しても、撃鉄を起こすかもう一度引き金を引くだけで次弾をすばやく発射できるという利点もある[2]。このようにリボルバーはオートマチックよりマルファンクション(故障)の可能性が原理的に低い為、護身用としての人気が根強い。弾倉が回転する都合上、銃身と薬室との間に隙間があり、また発射時に銃身内腔と薬室との間で芯ずれが起きる可能性があるが、銃身の後端内側には面取り加工が施されており、弾丸がスムーズに銃腔へ進入できるよう配慮されているため、実用上の精度は自動拳銃に劣るものではない。
反面、装填数は少なく再装填にかかる時間も長いことが、オートマチック式拳銃に取って代わられる要因となった。
カスタム
カスタムとしてスコープを取り付けたりサイレンサーを取り付けることができるが、より射程の長いライフルが存在することやサイレンサーの効果が無いに等しいことから、ロマンと言わざるを得ない。