表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

1話

 ……え?

 

 どうして僕は、いきなり僕の自習室に入ってきた人に伴奏を頼まれてるんだろう…?


 …しかも、あの永峰夕に!?


 わけがわからないよ

 どうしよう


「頼む!」


 ええっ、土下座!?


「えっと…あの、やめてくださいっ」


「……ああ」


 やっと上げてくれた顔は…むやみにイケメンだった

 うらやましい


「永峰さん…ですよね」

「その通りだ。君の名前は?」

「浅井光です…じゃなくて、僕に伴奏をって…?」

「ああ」

「どうして僕に?僕なんかよりもっと…」

「君の音に一目惚れした」


 この人…変な人だ!


「ご、ごめんなさい。急に言われても困ります」

「そうか…だが俺は諦めないぞ」


 うぅ…怖いよぅっ…

 …でも無駄にイケメン…


「ああそうだ。俺の演奏を聴いて…」

「失礼します!」


 逃げよう

 全力で

 怪しい人と関わったらダメって、おばあちゃんも言ってた!






「ハァ…ハァ…」


 寮までたどり着いた

 さすがにもう大丈夫…だろう


 それにしても 

 いったい何だったんだ?


 急に伴奏とか、音に一目惚れとか…

 …意味がわからない


 とはいえ


 先輩…だよね

 放置して逃げちゃってよかったのかな…?


 ……まぁ、いいか

 

「ふぅ…」


 部屋の鍵もちゃんとかけてっと


 今日はなんだか疲れた

 もう寝…よ……う………






 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ