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死後の老人会  作者: 34
第二章 幽霊って変じゃない
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第四話 何であんなことが

とりあえず橋本爺さんに報告することにした。

「そうだったのか・・・知らなかったな」

「で、どうすんの?」

「うーん・・・」

こんな話をしているときに不意に昔の事を思い出した。今あいつはなにをしているのだろうか。おれが原因で不登校にしてしまった彼は。

あれは小学3年の頃だったか。おれのクラスには誰とも話さない奴がいた。そのくせ勉強も運動もできるような奴だったので妬む奴が出てきた。一ヶ月もしないうちにその雰囲気はクラス全体に広まっていった。そしていつからかいじめに発展し、毎日のように嫌がらせをして、そいつの邪魔をしていた。だがそいつは先生に言うわけでもないのでいじめはエスカレートしていった。いじめの典型的なパターンだ。しかしおれはついに決定打を与えてしまった。

ある日の朝、そいつがトイレに行っている間に教科書類を教室の窓から投げ捨て、そいつの机と椅子は空いている教室に移動させた。

トイレから帰ってきた彼は、

「・・・っんだよ・・・」

状況を見てすぐに外に飛び出した。おれらは教科書を拾いにでも行ったのだろうと思い、

「見たかよ今の顔~」

「まあどうせすぐ帰ってくるだろ」

「次はどうするかな~」

なんて言いながら笑っていた。恐ろしいことにクラスの誰もまずいとは思っていなかった。

しかししばらくしても戻ってこない。

「今日は遅せえな」

この日から彼を見ていない。しかしおれが後悔するのはもう少し後になってからだ。

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