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死後の老人会  作者: 34
第二章 幽霊って変じゃない
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第三話 無言の少年との出会い

「おーい!巧!ちょっと来てくれるか?」

と橋本爺さんが手招きする。早速対面か。

「・・・なにか?」

小さな声で返事をする巧。

「紹介したいやつがいてな こいつが最近死んできた山本徹」

「どうも、よろしく」

一応挨拶に続いて挨拶はしておく。

「・・・」

マジで話さねえな、こいつ。思った以上に大変そうだ。

「ま、後は二人でやってくれ」

と言い、橋本爺さんはそそくさと他の人たちと話に言った。おいこら、逃げるな。

「えっと・・・」

そもそもなんの話すればいいんだ?

「・・・」

いやもうこいつスマホで遊び始めてるし。・・・上手いな・・・。ネットのレースゲームで二位と周回差つけるとかなんだよ。いや、まずネット繋がんのな。

「・・・上手いね」

「・・・どうも」

相変わらず声は小さい。だがこんな会話をしながらスマホを想像し手に入れる。

「おれもやろうかな 何てゲーム?」

「・・・」

いや、そこは答えろよ。イライラが収まらず近くの墓石を軽く殴る。それを見ていた巧はびっくりしたのかゲームの手が一瞬止まる。

しばらくすると急にスマホの画面を見せられた。

「ん?・・・え・・・」

スマホのメモ帳には、「僕は耳が聞こえない」とだけ書かれていた。驚くおれをよそに巧はすぐにゲームに戻った。

「またこれか」と言うかのように。当然のように。

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