第一話 大掃除①
あいつを殺した後、この、「文字どおり墓場」の掃除をしている。まずはこの散乱しまくっている死体を片っ端から消していく。一応消すたびに手を合わせているので時間がかかる。残り大体50人以上はいるだろうか。ああ、時間がかかりすぎる。もう夕方だ。しょうがない。続きは明日にしよう。なにも夜中にこんな作業をすることはない。うん。今日は疲れたんだ。少し休んだって怒られはしないだろう。
さっそくテントを張ることにした。普段は浮かびながら寝るが死体を下に見ながら寝るなんて気持ちいいもんじゃない。・・・まあ普段も死体の上に寝てると言えばそうだけど。
テントを張った・・・と言うよりもテントを適当に置いたという方が正しいような有り様になった。ここまで張りがないものか。不器用さが際立つ。これじゃあ寝てていつ完全にしぼむか分かったもんじゃない。というわけで外で寝ることにした。テントいらなかったような・・・という気がしないでもない。とはいえあとは寝袋にくるまり、ゆっくり寝れば今日の悪夢も終わりだ。人生最悪の日と言ってもいい日が、生まれ変わる5日前に起きるとは。生きていた頃は考えもしなかった。
・・・そういえば人生っていつまでのことを言うんだっけ?死んだら・・・終わり?じゃあ今って・・・?
いや、こんなことを考えるのはやめておこう。余計眠れなくなる。




