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死後の老人会  作者: 34
第九章 ケリ
43/51

第三話 笑い、出発

<じゃあ次はあそこ>

シュッ

サプレッサーの付いたスナイパーライフルの音が森に響く。

ストッ

弾が木に当たる。ほぼ中央だ。

<うん、大分いいね>

練習に付き合うように言ってから3日。50メートルくらいなら当てられるようになってきた。

ちなみに初日は反動に負けて空に向けて何発も撃ち込んでいた。かなりの進歩だ。

<まあ、これで大丈夫じゃない?>

<ありがとな さぼらず練習できた>

<役に立ったんなら、いいんだけどさ、>

<気をつけてよ>

急に心配された。

<まあ、無事に帰ってきてやるよ>

<またゲームしようぜ 練習付き合ってもらったお礼だ>

<一回くらい勝ってみせてよ>

そう送られてきて、巧は笑った。

<負けっぱなしでは死ねねえよ ただ>

<ただ?>

<もし、死んだら後は頼む>

<頼むって、なにを?>

<他に、誰も死なないようにしてくれ>

<無茶言うなあ>

<お前なら出来そうな気がする>

<だったら、頑張ってみるけど 死なないでよ>

<死んだら許さない 来世まで呪ってあげるから>

<素晴らしいアフターサービスだな>

そう言って笑いあった。

<そこまでのアフターサービスだったら安心だ>

<安心して、いってらっしゃい>

そこで、巧の笑顔が信頼の笑顔に変わった。

<おう、ちょっと出掛けてくる>

そう言って、飛び立った。ここまでカッコつけて出てきたんだ。帰ってくるところまでしっかりカッコつけてやる。

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