第二話 地図ばっかり見てる気がする
<おーい、今どこ?>
とラインを送る。とはいえゲーム中だろうしすぐには返信は来ないだろう、と思っていると、
<場所送る>
というメッセージとともに地図が送られてきた。
最近こんなことばっかりだ。事が済んだら宝探しにでも行ってみようか。
5分程かかってようやく巧の所にたどり着いた。
<おつかれ>
と送られてきた。
<疲れた>
と返す。
<で、何の用?>
というメッセージが送られてくるのと、
<聞きたいことがあるんだけど>
と送るのがほとんど同時だった。
<ああ、なに?>
<いつから暗殺者になった?>
<3年前から>
すぐ冗談で返してくるとは、なかなかの頭の回転だ。
<まあ本当は>
と送られてくると、
<あれが初だけど>
とあっさり言った。初でしっかり人殺し。ほんと、長所ってなにか分からないよなあ。
<まあ、ありがとう>
文章だと簡単に伝えられるから不思議だ。
<で、どうしたの?>
そう送られてくると、巧はまっすぐこっちを見てきた。
<・・・あの時、どうやって殺した?>
<スナイパーライフルで、ドンって>
<それ聞いたらなんかありがたみが若干減った>
とはいえ、参考になった。うん。それでいこう。
<巧>
そう送ると巧のことを真っ直ぐに見て、
<練習付き合ってくれ>
<誰か殺るの?>
そう言う巧は半分笑っていた。
<もちろん 最後のミッションだ>
幽霊として最後、とは言わなかった。




