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第一話 連行
一気に来たメッセージの中には巧からのもの、橋本爺さんからのもの(一応スマホ)幽霊になってからの知り合いからのもの(あと怪しいメール)があった。特に橋本爺さんからのものには、
【11時30分にここに来い】
という文面とともに地図に×印がつけられた写真が添付されていた。その場所は山の中だった。
「・・・なんで?」
地図があってもすっごい分かりづらい。おっとそろそろ出ないと遅れそうだ。ていうかいつからこんな真面目風なキャラになったっけな?まあいっか。
「んじゃちょっと行ってくる」
とたまたま近くにいた誰かに言って飛び立った。誰だったか知らないけどまあいいだろ。・・・こういうとこだな、変わるべきなのは。
少し・・・いや、大分迷って×の所までたどり着いた。その場所には・・・、会社にあるような机とこれまた会社にありそうなデスクライト(?)、やっぱり会社にあるような椅子が置いてあった。
「・・・なにこれ」
「よし、ようやく来たな!」
「うお!?」
橋本爺さんが木の陰から急に現れた。
「なにしてんの?てかなにこれ?」
「事情聴取だよ」
「それって任意?」
「いや、強制」
ちっ。逃げれなさそうだ。
「まあいいけど・・・やっぱりあれのこと」
「ああ、あれだ さあ!正直に言え!」




