第五話 間違い探し
<それでその最後に出てくる小屋って?>
<場所は覚えてるけど・・・>
<じゃあ連れてって>
いたって真面目な顔だ。それにしてもずいぶん食いつきがいい。まあ、小屋の部分だけだが。
<いいけど・・・面白味は何もねえぞ>
<大丈夫 僕が面白いから>
<一応聞いとくけど>
<なに?>
<廃屋マニアとかじゃねえよな?>
<まさか 新築が一番だよ>
5分ほど山道を飛んでいくと暗闇の中に少なくとも自然物とは言えない、かといって人工物と呼ぶのも正しくないような、さびとツタだらけの小屋があのときと変わらずあった。近づくにつれて自分の顔から表情が消えていくのを感じる。
<このボロい小屋?>
<まあ、そう>
<そう>
すると巧は小屋の周りを見始めた。
<なんか気になるもんでもあったか?>
<まだない>
<まだ、って何かおもしろいもが出てくるのかよ?>
こういうときはこいつが耳が聞こえなくてよかったと思ってしまう。聞こえていたら強がっているのがあっという間にばれてしまっていただろう。
<何かは出てくるんじゃない?>
そして巧は小屋の中に入っていった。
<いったい何を探してるんだ?>
<探してるっていうか・・・>
「ふう・・・」
小屋の外にある丸太の上に座る。暗い中に巧が使っているスマホのライトが小屋の中から漏れてくる。すると、
<さっきの話って>
このタイミングでおれのスマホがうるさく鳴りだした。
これは、運がいうというべきか、悪いというべきか。
第五章完結です。ここまでお読みいただきありがとうございます。
そしてどんどん更新が遅くなり申し訳ありません(汗)。自分でも遅すぎだとは思ってますw気長にお待ちください。
予定では折り返しになるはずです。なんだか面倒事の予感が・・・。徹の過去がそろそろ分かりそうです。
ここから頭の中では一気に行きますw
これからもよろしくお願いします。




