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第四話 逃亡
「一週間ったってあいつらが出してくれた訳じゃないけどな っと・・・」
「どうした?」
まずい。この先は言っちゃいけないところだった。
「いや、あんまり怖くねえかなって・・・パス!」
「ぅおい!なんだこの終わり方!」
「納得いかねえ!」
ヤジがすごい。生きてる人に聞こえてたらものすごい近所迷惑だ。
「誰か次やってくれ!」
「じゃあ私がやろうかね」
と松下婆さんが名乗りをあげた。そしてすっかり皆がその話に夢中になっているのを確認してこっそり抜け出した。そしてスマホを取りだし、巧に連絡する。
<今から遊べるか?>
すると数秒で、
<いいよ なにする?>
と返信がきた。相変わらず早いな、と思いながら、
<散歩かな>
と返信する。
<で、なんでこんな夜中に?>
暗い空を飛びながらLINEで会話をする。
<まあ、逃げてきたって感じかな>
<また飲み会?>
<いや・・・それよりめんどくさいやつ>
<へえ、どんな?>
<夏の定番>
<なんだろ、花火とか?>
<だったらいいんだけど>
<怖い話とか?>
当てられた。
<まあ、そんなとこ>
<どんな話したの?それとも聞いてて?>
<話してたんだよ>
それからさっきした話をした。
<まあ、怖い話ではないね>
うーん、厳しい一言。そしてすごい的確。




