第三話 現実が一番怖い
「それで・・・?」
「おれは車から降ろされた ったってそんな簡単にいける分けねえから少し離れたところでうろちょろしてた そんなことをしてたら先輩達から「さっさと行ってこい」って軽くナイフを突きつけられた しょうがないから少しずつ入口に近づく そして自動ドアがちょうど開く頃、パトカーが駐車場に入ってきた そして、おれを見つけると、パトカーから人が降りてきてパトカーに連れて行かれた」
「捕まったってこと?」
「いや、結果から言えばおれはすぐ解放された 未遂ってのとやらされてたってことで大目に見てくれたんだろ で、先輩達が警察に連れて行かれた ・・・まあすぐ解放されたんだけど」
連れて行かれるとき、何で王冠のマークがついてるような車でこんな奴らが連れてかれんだ、と思ったことを思い出す。
「え?そうなの?」
「要は証拠がなかった 包丁を突きつけられて時だって防犯カメラからは死角だったとかで・・・ まあ、これで何とか助かったと思ったんだけど、そうはいかなかった」
「まだなにか・・・?」
「次の日の学校帰り、またあいつらに連れて行かれた まあ、連れ去られたって方が近いかもだけど」
「また?」
「そう、そして今度は銀行じゃなく山の中の小さな小屋に連れて行かれた そこにはあいつらと同じくらいの年の奴らが5人はいた そいて・・・まあここからはご想像にお任せするとして、一週間そこに閉じ込められた」
「一週間・・・」
より暗くなっていく景色を見ているとあのときを思い出す。




