第五話 観光スポット・月
月に行く、なんて言ったときにさっさと帰っていればよかった。月に行くまでが暇だ。景色も見飽きた。ゲームをするにしたってネットにつながらない。
「はぁ~・・・」
「ぁ~」
こんな声ばかりが聞こえる。
「さぁ・・・頑張るぞ・・・!」
言い出しっぺの橋本爺さんすらこれだ。なんだか疲れてきた。飛ぶ以外特に何もしてないのに。
何時間かたって誰一人口を開かなくなった頃、月に到着した。
「おお・・・やっと・・・」
「はあ~」
歓声が全く湧かない。
「月って・・・つまんねえな」
言わないであげてくれ。自然物なんだから。確かに共感はするけども。
「あ~こっから帰んなきゃいけねえのか・・・」
「めんどくせえ・・・」
「・・・なんか息苦しいな・・・」
「確かに」
「酸素が足りなくなってきたか?」
「どうすんの?」
ここでの呼吸困難はやばい。ずっと月の上だ。と思ったが、
「大丈夫だ 空気をイメージすれば酸素も出てくる。」
確かに息苦しさはなくなった。だがそうなると暇が戻ってくる。
「どうする?」
「・・・帰るか」
「だな」
少し美菜さんは寂しそうだったが一人だと帰れないというのでいやいやながら着いてきた。
結局夜には墓場に戻ってきていた。旅行なんて大体こんなもんだ。そう信じたい。
ここまでで第四章完結です。お読みいただきありがとうございます。
ちょっと最後が無理矢理だったかな・・・?次からはもう少し先を考えて書きます。
毎度毎度更新が遅くてすいません。なお、作者のスマホ入手、前期中間考査により更新スピードが上がることは期待できません。・・・頑張ります。
次の章で折り返しの予定です。これからもよろしくお願いします。




