第四話 ホテル・ISS
ISSに全員が入った。大体50人が入るとなかなか狭い。
「何でこんなとこ・・・宇宙服あるなら外でも良いんじゃ?」
と聞くと、
「それがそうも行かなくてな まず酸素が足りなくなる それに食べたり飲んだりもできないしな」
幽霊とはいえ、ダメージは死ぬぎりぎりまで食らうらしい。宇宙服着ないで外に出ようものなら、全身やけどからの落下、でも死なない。らしい。まあ、誰もやってないんだから実際はどうか知らないけど。面倒なシステムだ。
「ったって狭え!何日これ?」
「一泊二日って言ったろ?まあ我慢しろ」
何で旅に出て我慢しなきゃいけないんだ。
「外見てみろ 綺麗だぞ」
確かに綺麗だ。そうそう見れるもんじゃない。
「あ、そうだ」
スマホを取り出し、地球の写真を撮って、巧に送る。一瞬ツイッターにでもあげようかと思ったが、そんなことしても合成と思われるくらいだと思ったのでやめた。
最初は綺麗だ宇宙だと楽しんでいたが、数時間もすると、やることがなくなってきた。
「・・・することねえ・・・」
「もともとだろ」
こんな会話があちこちで聞こえてくる。
「なあ、帰らねえ?」
「は?」
「何でこんな混んだ中にいなきゃいけないんだ?」
「それは・・・」
「せっかくだから・・なあ」
「う~ん・・・」
「なら月行かねえか?」
そう切り出したのは、橋本爺さんだった。まとめるのがほんと上手い。
「つ、月?」
「月に行ってから帰っても良いだろ?」
「まあ・・・別に・・・」
「じゃあ出発だ!」
・・・どこまでついて行けと?




