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第三話 バカってことを思い出した
宇宙服を着た老人達と共に浮上していく。全身が保護されているので遠慮なくスピードを上げられる。最高でジェット機位のスピードで飛べるという。
「おーい、聞こえるか?」
インカムから橋本爺さんの声が聞こえる。はい、と返事をしようとする。しかし、周りが一気に話し始めるから諦めた。ああ、そういえば、と遠足に行くバスを思い出す。・・・あまり言い思い出はないが。そんななか、
「高度300キロまで行ったら休憩だ」
という橋本爺さんの声が聞こえた。・・・今何キロにいるのかも分からないんだけど?まあ任せるとしよう。他力本願バンザイ。
何分か飛ぶと上が暗くなってきた。
「空青くねえ!」
まんまの感想が出た。
「知らなかったのかよ」
「バカだな」
なんて声が聞こえてくる。なんでこのうるさい中聞こえんの?
「さ、横見てみろ」
「横?・・・丸い!青い!」
「・・・綺麗だ~」
「はぁ~・・・」
そこには写真で見るような、丸さが分かる地球があった。
「目的地はもうちょっとだ 行くぞ!」
「目的地?」
「そろそろ見えてくるはずだ」
すると地球の奥から人工物が飛んできた。
「うわ!なにあれ!?」
「さ、目的地到着だ 国際宇宙ステーション、ISSが今回の宿だ」
・・・宿ってなんだっけ?




