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第二話 準備期間が一番楽しい気がする
旅行の行き先が宇宙に決まり、おれたちは準備を進めていた。・・・特に頭良い勢が。
「なあ、俺らの速度で地球の重力から抜けられるのか?」
「ああ、第一宇宙速度だっけ?普通に考えれば無理だが・・・」
「う~ん・・・今度実験してみよう」
こんな感じだから何言ってるか分からない、頭悪い勢をなめるな。
「宇宙かあ・・・」
「星きれいなのかな?」
「うわっ!?」
美菜さんだった。気配が感じにくい人だ。
「ああ、驚かせちゃった?ごめんごめん」
「いいですけど・・・星、好きなんですか?」
「う~ん、好きって言うか・・・お墓みたいな感じかな?」
周りにあるこの地味な墓ときれいな星が同じ?
「お墓・・・?」
「古い考えかもだけど・・・死んだ人が星になるって言うでしょ?見るとこれまでお世話してきた人思い出して・・・」
そういうと顔を背け、空を見上げた。
「まさか・・・」
美菜さんの為に、だろうか。いや、無いな。そんな気の利く人達と思えない。
「何かした?」
「いえ、なんでも 気にしないでください」
そうこうしている内に出発日になった。
「よし、皆!宇宙服着たか?」
「おおー!!!」
いつもより元気だ。すごいなこのパワー。下手な小学生以上だ。いや、幼稚園児か?
「行くぞ!」
「うおー!!!!!」
・・・なんだか不安な宇宙旅行が始まった。




