第四話 出会いとトラウマ
あのあとまた介護が続いた。一体何杯飲んだのやら。
そして次の日、全員すっかり復活し、また自由に過ごしている・・・、訳にも行かなかった。朝起きたら新入りがいたのだ。
「あれ・・・昨日までこんな人居たっけ?」
その人は20代位の女性だった。おれの時と同じようにやはり墓の上で浮かんでいる。
「いや、新しく死んだんだろ」
やっぱりか。いや、新しく死んだ、という言葉も不思議な感じだが。
・・・ん?なんか爺さん達がそわそわしてる?
「いや~久しぶりだなあこんな若いのは~」
「いや・・・おれは?」
「お前さんは別」
あっさり言い放たれた。ああ、爺さん達が全員見とれてる。おい、婆さん達に白い目で見られてるぞ。・・・おれを含め。いや、おれは違う。前に色々あったんだ。もう女とは関わりたくない。ハーレムに憧れてる奴は現実を見た方がいい。どうせ尻に敷かれて終わりだ。
「ん・・・ここは・・・?」
お、起きた。
「いや、ようこそ!死後の世界へ!」
「よろしくね~」
なんだこのすっごい明るい出迎え。おれの時とえらい違いだ。おーい、婆さん達がすっごい引いてるぞ。一応、奥さんなんだろー。
「あ・・・、はい」
女の人もすっごい引いてる。
「よ~し歓迎会だ!飲むぞ!」
それは忘れないのな。今のところ婆さんからの爺さん達の評価最低だぞ。
「昨日の惨事忘れたのかよ!もうだめ!」
もう介護はしたくない。




