第4話 ゴブリンに転生された目的
こんにちは…
本日は大変忙しく、更新が遅れてしまいました。
では、ごゆっくりどうぞ!
爆発音。
村の近くからする。
小屋の中から外を見ると、10mほどの見るからに怪しい人が立っていた。
その姿は見るからに魔王。
ゲームで見る魔王と一緒だ。
「ゴブリンをここに集めなさい」
それを聞くと、
「行こうぜ。何かわかるかもしれねぇ」
言うとおりに小屋からオレ達三体のゴブリンがそこに向かった。
その巨大な人の前にオレ達が立つと、茂みからもう1体、ゴブリンが出てきた。
四体の姿を確認すると、その魔王はこう言った。
「君たちは人間としての人生を終えた。死んだ人間は他にも大勢いるが、君たちはとても優秀だった。まだ死ぬのは惜しい。そこで、ワシの後継者になってほしいのだ」
「まさかオレは魔王になれるのか?」
右腕のないゴブリンは期待の目で魔王を見ていた。
「いやいや、今の君たちでは魔界を支配することはできん。魔物は他にもいるが君たちは人間だっただけあって知性がある。まずは自分の力にみがきをかけてほしい。その結果、君たち4人の中で一番ふさわしいものに称号を与えよう」
どうやらオレはゴブリンとしてこの世界で力をつけ、魔王にならなければならないらしい。
「しかし、武器も持ってない君たちが魔物と戦えるわけもない。武器を授けよう」
魔王は懐から武器を取り出した。
「ここに、剣、グローブ、杖、弓、4種類の武器がある。君には剣だ」
剣は右腕のないゴブリンに授けれれた。
「君はグローブ、君は杖だ」
オレはグローブを授かり、茂みからでてきたゴブリンは杖を授かった。
「最後に君だ。弓を授けよう」
「あ、ありがとうございます」
小屋で一緒にいた、もう1体のゴブリンは弓と矢を授かった。
「それぞれが与えられた武器をしっかり使うことができれば、きっと君たちは最高の魔王になれる」
で、オレ達は何と戦えばいい?
「戦う相手がまだだったな。『骨々谷のジャイアントトロール』じゃ。奴は最近ワシの言うことを無視してゴブリンやドワーフを喰べている。『トロール』は何も食べなくても死ぬことはない。だから仲間を喰べることは罪になっとる」
なるほど、倒してもいい相手なのか。
「骨々谷……わかりました」
さっき一緒に小屋にいた、2体のゴブリンのもう1体のほうが言った。
見るからに弱々しく、到底旅になど行けない体つきだった。
「よろしい」
と言い残すとさっきと同じ爆発音とともにその場から消えた。
4話終わりです!
今回は健太郎の転生の理由が明らかになりましたね。
ここから健太郎の冒険が始まります。
え~私は他にも短編をいくつか書いています。
そちらもチェックしていただけたら嬉しいです!
では、次回にご期待ください