第3話 とある村にて
1~2話はどうでしたか?
どんどん盛り上がってきますのでお楽しみに!!
村までは1~2分かかった。
「ここが村か」
今まで生い茂っていた草むらに大きな広場が広がっていた。
そこには今までに見たこともない奇妙な光景が広がって。
家々は岩や木で出来ており、住人らしき人々も今までに見たことのないものだった。
さっきのウサギや歩く牛、小学生ほどの大人。
なんだこれは?
「ケンタウロ! 小魔王様に挨拶だ!!」
ウサギはその小魔王様という、肌が紫色の黒い髭のおじさんにぺこりと一礼すると、
「このゴブリンは森で倒れていたところをわたしに助けられたケンタウロです!」
嘘だらけ。
嘘と嘘をつく奴は嫌いだ。
今晩はウサギ鍋にしようか。
「そうであったか。ケンタウロ、何処から来た?」
「朝起きるとここに倒れていました。なにもわからないのです」
黒髭おじさんは深いため息をつくとこう言った。
「最近この村にお前のようなゴブリンが多く来るようになってな。何か知っているかもしれんから行ってくるといい。ウサ丸、案内してやりなさい」
ウサギはこっちをちらりと見て、先ほどのウサギ跳びで、近くにある木で出来た小さな小屋に向かっていった。
オレは興味があったし、何かわかるかもしれないと思ったのでついていった。
古い木造のドアを開けたときのような音を立ててドアがひらくと、そこにはオレと同じようなゴブリンが二体いた。
一体は片手にレッドワインのような色のリンゴを持っていた。
醜い。
とても醜い。
オレもこいつらと同じような容姿だと思うと泣けてくる。
「おめぇも人間か?」
リンゴを持って、一体のゴブリンがそういった。
そいつには右腕が無く、右目に大きな傷跡があった。
いくつもの戦いを経験してきたのだろう。
「なにか知ってるのか? オレ、目が覚めたらこの森にいたんだ!」
そのゴブリンはオレにリンゴを投げつけてこう言った。
「オレもだ。いや、オレ達も。ここに来たゴブリンはみんなそうだ。何故ゴブリンになったのか、誰に連れてこられたのかはわかってねぇけどな」
何もわかってないのか。
「ただ、ここのゴブリンは全員、死んでからここにつれてこられた」
死んでから?
――たしかに、オレも死んだ。
思い出した、オレは交通事故で死んだ。
「おそらく何者かによって転生されたんだろう」
オレ達はどうなる?
「――――」
すると小屋の外から大きな音が聞こえた。
はいぃ!!
疲れましたぁ、
でも楽しいです。
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ありがとうございます。
私は今、これとは別に童話にチャレンジしてまーす。
童話はおもしろいです
ではこれで3話は終わりです!
次話をお楽しみに!!!!