第16話 骨々谷村
オレ達は歩いているうちにある村にたどり着いた。
村の名は『骨々谷村』。
家々は腐敗しており、過去に惨劇があったようなそんな光景だった。
「なぁ、ガイコツくん達さ、村の様子を見てきてくれないか? もし休めそうな所があれば、確保しておいてよ!」
「ヨシ任セロ、オレにツイテ来い!」
『オーー!!!』
「オレ達は村の外を見回ってくる。道たちを探さなきゃ」
「あ? そうだったな、忘れてたぜ」
オレと大剛は村を出で、二手に分かれて二人を探した。
「おい、お前! あのさ、もし二人を見つけたらどうすんだ?」
「いや、村に連れてきてよ。見つからなかったら村に戻っていいから」
「ふーーん。わかった」
大剛は骨々谷に続く道を見回りに行った。
オレは村の周辺を探した。
数十分経ち、オレは村に戻った。
そこには任務を終えたガイコツ達が待っていた。
「あれ? 大剛はまだ戻ってないの?」
「ア、ソウイエバマダダナ。会ッテナイノカ?」
「うん。ちょい見てくるから待ってろよ!」
村の外に出て、大剛の向かった先を走った。
霧がかった橋が視界に入った。
そこには真っ赤に染まった大剛が立っていた。
「おう。お前か」
二人を背負っていた。