「朝、目覚める」と「朝、起きる」のあいだ
この間、つけっぱなしのテレビからトーク番組が始まって、話のとっかかりなのかどうか知らないけど(飲みに行って「とりあえずビール」というのと似てる?w)
ゲストに「朝、起きたらまず最初にすることは?」
その返しは「伸びをしますね」
………たしかにね。間違いではないね。
ただ、それを聞いて私はふと思った。
そんな答えを聞きたかったのか?
………でも、「えー♪伸び!?きゃぁ♪」と喜ぶファンもいるかもしれないから、その質問も答えも間違えではないのだろうね、たぶん。
……まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど、その時同時に思ったのが、
「朝、起きる」のと「朝、目覚める」
この言葉のニュアンスがちょっと頭の中に浮かんだら、気になってしょうがなくなった。
たぶん、ネットで調べれば明確な違い(答え)は出てるとは思うけど、答えが知りたいわけじゃない。
『似て非なるもの』
これを感覚的に解明したいだけ。
私の感覚的に言えば「朝、目覚める」という表現は非現実的な美しさを感じてけっこう好き。
その対照的に「朝、起きる」という表現は一気に「よっしゃ、今日も戦場(現実)に行ってくるか!!」という人間臭いドタバタ感を感じて、これも好きw
で、思ったのが、この二つの決定的な違いって、要するに『心(意識)』と『体(肉体)』のスイッチの入り方の違いなのかなと。
「目覚める」は自分の意志とは関係なく、意識がパチッと現実の世界に戻ってくる精神の世界。
対する「起きる」は、そこから重い腰を上げて、肉体を能動的に動かし始める現実の世界。
そう考えていくと、あのテレビの質問。
「朝、起きたらまず最初にすることは?」に対して、「伸びをします」と答えたあの芸能人の返しはちっとも間違いではなかったということだね。
なぜなら「起きる(体を動かす)」という現実のスイッチを入れた、まさにその一歩目の肉体の動きを額面通り、かつ正確に実況しているのだから。言葉の定義としては、これ以上ないほどの大正解!
いやいや、すみませんね、私が勝手に「えー。そういう意味の質問なの?」なんて思ってしまってw
ただ、聞いているこちらの心がなぜか微かにモヤッとしたのは、きっと「起きる(体)」の話ではなく、「目覚める(心)」のその瞬間に、彼らが何を考えているのかという、生々しい人間の本音を期待してしまっていたからかも?
まぁ、朝一番のリアルな泥臭い戦闘開始のバタバタなんて、テレビの前のファンは見たくないのかもしれないけれど?w
でも、以前同じような質問された綺麗な女優は「寝起きは色々な野菜を使ったスムージを作りますね(ニッコリ)」と言ってたっけ。
そのセリフだけで、私の頭の中には朝の眩しい太陽の光がさんさんと注ぐ真っ白なオープンキッチンの大理石の広々としたカウンター。そこに並べられたオーガニック野菜と高級ミキサーがセットされてる光景が浮かんでしまった。
彼女たちは「起きる」という泥臭い戦闘開始の瞬間すら、非現実的な美しさでコーティングしてのける。なるほど、これぞプロの「目覚め」というものかもしれない。
そして、『目覚める』の美しさと『起きる』の泥臭さ。
その二つを都合よく混ぜ合わせた「寝起きのスムージー」こそ、私にとっては最高に『似て非なるもの』なのだという結論が出たw
余談)冒頭のテレビのことだけど、見てなくてもつけてる。これ、自分が大人になったから何も言われないけど、子供だったら絶対に言われる案件だよね。
「見てないなら消しなさい!(電気代かかるから)」
きっとこのセリフを言われた現在の大人はたくさんいると思うな。どうですか?w




