表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/30

第9話「私の変装」

文化祭当日

生徒会の企画で1人1枚番号の書かれた紙が配られた。

同じ番号の人を文化祭当日に探し、同じ人2人で受付に行くと何か貰えるらしい。

(出来たら見つけたいな)

と思い、番号を見ると.....

4番か...

「私は4番か...」

と愛芽のつぶやきが聞こえる

(文化祭開始5秒で同じ人見つけちゃったよ.....いつもからかわれてるしやり返したいからな...ちょっと泳がして見るのも楽しいかもな。)

「零は?」

と愛芽が聞いてきたので

「7番だった」

と答えた

「違うか〜残念...じゃあ最初は私係だからお化け屋敷来てね!」

と準備をしに行く。


「零はなんの番号だったんだ?」

大輔が聞いてきてとっさに

「4番だった」

と嘘の番号を言おうとしていたが、正しい番号を言ってしまった。

「俺は59番だったから誰か見つけたら教えてくれよな!」

「分かった!この1日をお互いに楽しもうな」

「お前も愛芽さんと楽しめよ…(小声)」

そう言って大輔は友達と歩いていく。

まずは愛芽がお化け屋敷の係なので

決闘をしに行く。

「深呼吸をしていけば驚くことは無いはず...俺は怖いのは得意だから有利だ...」

(時間があったら部活の先輩達のお店にも行っときたいな。)

と思いつつ自分のクラスの前に行く。

見慣れたお化け屋敷のデザインが目の前に見える。

「1名様ですか?ではこのライトを持って道なりに進んでください!逝ってらっしゃい!」

と受付の人に見送ってもらいお化け屋敷が始まる。

(愛芽がどこで出てくるのか分からない以上、常に警戒して進まないと行けないな。)

「わっ!」

と脅かしてくる人には大してびっくりしない。

と思っていると...後ろから気配がした...

後ろを見ると誰もいない...前を見るともちろん誰もいない...すると次は右から気配がする。

(!?)

不穏な演出だな...


その時、後ろから飛びつかれる...

前のめりに倒れ、背中に誰かが乗る...

(びっくりした〜!)

でも声には出していない...

こういうことをしてくるのはどうせ愛芽だろう...

するとこの後、首に地味な痛みが走る!

「わっ!」

これにはさすがに思わず声が出てしまう

愛芽は吸血鬼の変装だったはず...てことは本当に噛み付いているのか?

「驚いたね〜?零」

「さすがにこれはやりすぎだろ?」

と言いながら後ろを見ると...

クワガタを持っている愛芽がいた!

「うわぁーーーーーー!!」

と尻もちが着いたまま逃げようとする

「まっまままさかそれで首を!?」

「それはどうでしょう?」

とニコニコしながら言う

実を言うと俺はものすごく虫が嫌いだ

(なんで知っているんだ?)

「すごく驚いてるじゃん笑これは私の勝ちかな?」

さすがにやってしまったと思い、とても元気を無くした俺がお化け屋敷から出てくる。

「でも俺にはまだ...秘策がある!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ