最終話 第30話「ユキハナソウ」
あらためて……俺は言う
「俺は……”千堂愛芽”のことが好きだ...もし良かったら付き合ってください!」
その言葉に愛芽はニコッと笑い
愛芽は笑顔で……
「よろこんで!」
っと言ってくれるのだった。
その後は愛芽の父親に電話をして、すぐに大輔が来た。その10分後ぐらいで愛芽の両親が到着した。
「今度こそあらためて本当に感謝する……零くん。」
「君が愛芽を助けてくれたの?本当にありがとう。」
っと愛芽の両親から感謝される。
「お母さんわざわざ帰ってきてくれたの?ありがとう〜」
「当たり前でしょ?すっかり元気そうで良かったわ。あと、どっちにしても明日には帰ってきたしそんな変わらないわよ。」
「あとお父さん?零は私の彼氏だから”零くん”じゃなくてちゃんと呼び方を変えないと♪」
愛芽はウキウキでそう言う。
「へ?」
(あ……これって愛芽のお父さんとの約束的に言わない方が……)
大輔も驚いた顔をしている。
「あれだけ説明しただろ?もう愛芽が退院したら海外に行くんだぞ?」
「でももう付き合っちゃったから〜ね?零…」
「ああ...」
「すいません、お父さん約束を破ってしまって……」
「お父さんと呼ぶな!」
っと愛芽の父親は怒っている……っが、
「でも...日本に帰ってきてからなら認める……もちろん零くんだからだ!君は本当に良い人だ……」
意外だった……
(怒られてややこしい事になると思ったけど……俺を認めてくれたのか……)
「ありがとうございます!」
「けど……、愛芽を泣かしたら……容赦はしない」
少し強く言ってくる。
「分かってます。」
すると……
「やめなさい!大人げない……
愛芽をよろしくね〜」
愛芽の母親がそういう。
「じゃああらためて……帰ってきたらよろしくね?零!」
「ああ...よろしくな」
俺の心の中は嬉しさでいっぱいだった。
ーーーーー空港
「見送りに来てくれてありがとうね零!」
俺は元気になって退院した愛芽を空港に見送りに来ていた。
「お父さんまだ時間あるし一緒にお土産屋見に行こう?」愛芽の母親がそう言い去り際に俺にアイコンタクトを取ってきた。
(俺達のために2人きりの時間を作ってくれたのか……)
そう察した俺
「愛芽……治療頑張れよ!」
「うん!零が待ってるっていう最高のご褒美が待っているからね!頑張れるよ」
「本当に俺なんかでいいのか?」
今になって不安になり、そう聞くと
「変なことを言わないで!私は零がいいの!」
(怒られた……)
あらためて俺は見送りに来たのもそうだが...愛芽にあるものを渡したかったからここに来た。
「これ...」
そう言いながら俺は愛芽に差し出す。
「ユキハナソウ?」
(誕生日の時は”尊敬”という花言葉で渡したけど、今度は違う...)
「ユキハナソウのもう一つの花言葉ーーーー」
俺が言うと同時に愛芽も言う。
「君にまた会いたい!」
「君にまた会いたい!」
「でしょ?」
「ああ!」
「ありがとね!すごく嬉しい!」
「それともう一つ...」
そう言って俺はバックからあるものを取り出す...
「折りたたみ傘?」
「ああ!雨に濡れちゃダメだろ?」
(あれ?この光景なんか知っている.....折りたたみ傘を誰かに渡す光景...)
そう思っていると愛芽の異変に気づく
愛芽は驚いた顔をして何故か泣いていた……
「どうした?」
「いや……」
そう私の探している人はすぐそこにいた。
(あの時、雨の日に...折りたたみ傘を私に貸してくれた名前の分からない少年は零だったんだ...さっきあの少年と零のさっきの姿が重なった...
確証はないけど...何故かそう思う。)
(昔のことすぎて零は覚えていないだろうけどね……)
「お〜いそろそろ飛行機が来るから行くぞ!」
遠くでお父さんが言っている。
「じゃあ、零!またね……」
そう言うが何故か零はぼーっとしている。
(俺はさっきの光景何故か知っている……ホテルで見た夢...昔の微かにある記憶...もしかして俺が...)
「俺が愛芽の探している人なのか?」
そう俺はつぶやく。
愛芽は驚いた顔をしてニコッと微笑む。
愛芽は近づいてきて
「もしかして俺が昔、折りたt」
(!?)
俺の唇に優しい感触を感じる。
(キス……!?)
俺の言葉を封じ込めるように愛芽はキスで口を封鎖した。
「さぁ〜どうだろうね?」
(さっき俺が愛芽に折り畳み傘を渡した時、様子が変だったけど...何かを思い出していたのかも……)
「愛芽は思い出したのか?」
「わかんな〜い」
(最後までからかって……)
そう言ってあらためて愛芽は
「じゃあ私を待っててね!」
「ああ!待ってる元気でな!」
そう言って愛芽は走っていく。
まだ伏線は残っているのでしばらく経ったら第二期を書くかもしれません。
ここまで読んでくれた読者の皆様ありがとうございました。




