第20話「君の誕生日プレゼント」
(誕生日プレゼントか……何がいいんだろうな?)
(単純に欲しいものを聞く?いや...こういうのはサプライズにするのがいいはず……)
考えていてもしょうがないので…大輔に相談する。
俺は大輔に
「誕生日プレゼントってどういうを貰ったら嬉しいと思う?」
っと連絡すると
「う〜ん、プロテイン?」
(おお、プロテインね〜)
「ありがとう!」
(よし!次の作戦を考えよう。)
街中を歩いて考えよう。
そう考えた俺は、外に出た。
(夏だし小型の扇風機とかどうだろうか?)
早速見に行くと値段が
「2000円!?少し高いなぁ〜でも候補として残しておこう。」
(次は夏関係なしに考えよう。)
「日常で使えるものだったら……ギフトカードとか?」
はぁ〜迷うな〜そう思っていると、
「あれ?こんなところで何してるの?」
愛芽に出会ってしまった。
いや……ここは好都合と考えよう。
「知り合いの誕生日プレゼントを考えていて、お前なら何を貰ったら嬉しい?参考までに教えてくれ。」
(この言い方なら愛芽にも察せられることは無いはず...)
「私なら花とかかな?」
(花か……)
「ありがとな!だいぶ迷ってたから助かった。」
「それじゃ、頑張ってね〜!」
俺はそのまま花屋に向かう...
(花屋なんて初めて会うな...)
「すごい!花屋なんて初めて来た!」
「確かに、あんまり来る機会がないからな…」
(うん?)
隣を向くと愛芽がいる。
「面白そうだから着いてきちゃった!」
笑顔で愛芽がそう言う。
「どの花を選ぶの?」
「そうだなぁ〜」
愛芽に言われてどの花にしようか迷う。
お店の中を回っていると1つの花を見つける。
「あれ?これって...」
「どうしたの?」
「保健室に置いてあった花だ。」
あれ?確かあの時愛芽がなんか言ってた気が……
「ユキハナソウ…...か...」
「どれにするか決めた?」
愛芽に聞かれて俺は
「いや...まだ選ぶのに時間がかかりそうだし、愛芽は先に帰ってもいいぞ?」
今の言い方少し無理やりだったか?
「ああ...そう...じゃあ帰ろっかな?」
(今すぐにも誤解を解きたいが...本当のことを言うと愛芽へのサプライズが台無しになってしまうから...)
「ごめん...」
っとだけしか愛芽に言えなかった。
愛芽が帰った後...レジで店員さんが
「すいません...さっき会話が聞こえちゃってたんですけど...誕生日にこの花を渡すんですね?とてもいいじゃないですか!」
「確かに綺麗ですもんね〜」
「それもありますけど、この花の花言葉.....”君にまた会いたい”ですよ?素敵じゃないですか〜!」
(そうだったのか。誕生日に渡す花ではないか?)
別にそこまで考えていなかったので花言葉を知って余計不安になる。
「誕生日プレゼントに花って変ですかね?」
本当にこの選択が合っているか少し不安になっていた俺が思わず店員さんに質問をしてしまう。
「私なら花言葉を知らなくてもとても嬉しいですよ?」っと笑顔でそう言ってくれる。
(そうか...)
「ラッピングの料金無料しときますね〜!」
「ありがとうございます!」
俺は二つの意味でそう言う。
愛芽の誕生日当日ーーーーー




