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君の手は雨より冷たい  作者: 紡雪


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19/30

第19話「俺と幼なじみ」

夏休みが始まって早くも5日間、俺と幼なじみである明星美結(みょうじょうみゆ)

1件のカフェに来ていた。

「卓球の試合はどうだったの?」

「俺は2勝!シードの人に勝てるようにはなったよ。」

昨日は卓球の大会があり、2勝できた。かなり成長してきたという実感がある。

「愛芽さんは?」

「愛芽はベスト16だったよ.....」

すごいことに愛芽はベスト16に入り、表彰を受けていた。

「すごいじゃん!」

「で?なんで俺の家の住所なんかを愛芽に教えたんだ?」

俺はすごい愛芽と実力に差がついていくことを認めたくなかったので話題を変える。

でもこの話は重要だ。

先日愛芽が俺の家を訪れて来た時に美結に俺の家の住所を聞いたと言っていたからだ。

「私ね、恋のキューピットになろうと思って。」

「うん?」

何を言い出すかと思えば...

「だから愛芽と零の恋をサポートするの。」

「別に恋なんてしてない。」

俺は否定する。

「気づいてないの〜?2人きりで文化祭をまわったりしてる時点で……...まぁいいけどさ」

「それで本命の話に入ろうか……」

そうこのカフェを誘ったのは他でもない美結だ。

「なんなんだ?話って」

「海外に戻るかもしれないっていう話無くなったんだ。なんか向こうの人が今後も何度も行き来するのは申し訳ないから”リモートワーク”で仕事をさせてもらえるんだって。」

「良かったじゃないか!」

「私もやっぱり和食が恋しくなる時があるし嬉しいよ。それに……零の恋の最後を見届けたいし(小声)」

(なんか今余計なことも言ったか?)

「話はそれだけのはずだったんだけど。」

「1ついいこと教えようかと思って、愛芽さんの誕生日は3日後らしいわよ。」

「……」

(知らなかった)

「今知らなかったって顔したでしょ?ちゃんと祝ってあげなさいよ!」

(誕生日って何を貰ったら喜ぶんだ?)

「じゃあそろそろ帰ろうかな...愛芽さんも見てるし、」

美結は人差し指を窓の方に向ける。

(なんでこんなところでも会うんだよ...)


店から出ると……

愛芽が俺たちの前に立ち塞がる

「私は先に失礼しま〜す」

愛芽の横を美結が抜けていく。

「じゃあ俺も...」

俺が通ろうとすると、

「美結と何話してたの?」

俺は話が辺になるかもしれないから正直に話す。

「美結が外国から戻ってきたって言ったじゃん?

それが戻んなくても良くなったって話を聞いてたんだよ?」

「そっか...」

(あれ?)

「信じるのか...?」

思わず俺はつぶやく

「私は零を信じてるから。またね〜」

(信じているっか……)

あっ……プレゼント何がいいか聞き忘れた。

そう思いながら家に帰る。


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