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君の手は雨より冷たい  作者: 紡雪


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14/30

第14話「君の苦手なこと」

ミーンミーン

セミの音が聞こえて気温は30度を超えていた

最近こんな日が続くため普通の人は苦労する...

そう普通の人ならな...

「生き返るわねぇ〜」

「本当に」

俺の冷たい手を愛芽と大輔は触っている...

「零...もう私達以外の人に零の手が冷たいことを言っちゃダメよ?」

(冷たいのを独占したいんだなぁ)

「でも今日から体育の授業がプールだぜ?」

(あぁ...プールか…)

「どうしたの?顔がくらいよ?」

愛芽が顔を下から覗いてくる

「もしかして...零カナヅチ?」

大輔が当ててくる

そう俺はほんとーうに泳げないのだ...

「へぇ〜?」

(うわぁ〜からかわれる気がする...)

「私はプールの授業は見学だから頑張ってね〜」

「お前も泳げないんだろ?」

「そんなわけないでしょ?」

と愛芽と俺が言い合っていると

「夫婦喧嘩はやめろ〜」

と大輔が止めに入る

いや...止めていると言うよりからかってるな...

「誰が夫婦だ!大輔まで愛芽みたいに...」

「零、そろそろ着替えに行こうぜ!」

(嫌だな〜)と思いながら仕方なく大輔について行く。


準備体操を終えたクラス達

日陰の差したベンチには見学者である愛芽が座っている...

(いやぁ本当に5mも泳げるかなんだよ...)

オリエンテーションってこともあって最初は端から端まで走ったりしていた...

「ペアを作ってください!」

「零組もうぜ…」

と大輔が俺に言ってくる

「ああ」

「最初は、ペアの人と海中でじゃんけんをしてください...」

という先生の指示に

俺と大輔は同時に潜る

俺はチョキ、大輔はグーを出す

負けた...

(息が...)

「ぷはぁ〜」

「俺の勝ちだな零!」

(ただのジャンケンだけど普通に悔しい...)

「授業の最後に洗濯機をやります!」

洗濯機は全員が同じ方向で回転することで流れるプールみたいなのを作り、楽しむことだ。

先生も含め全員がいっせいに回り出す。

(段々と回転の量が上がってきて油断をすれば足を踏み外して転びそうだ...)

「あっ!」

ツルッと足を滑らす

「ゴボボッ」

(まずい...泳げないから息継ぎが...)

息を吸おうと上にあがろうとしてそれが逆手となってしまう。逆に身体は沈みだし...焦り出す

「たす...け...コボッ」

大声を出そうとしても声が出ないし、他の人の騒ぐ声や水で音でかき消されてしまう。

(このままじゃ...ほん...と...に...お...ぼれる)

(意識が朦朧としてきた...)

霞む意識の中で誰かが泳いで向かってくるのが見えた...

(だ...れだ?)

(助かるのか……俺。これは...愛芽に...からかわ...れるな)

そこで俺の意識は途絶えた...



(はっ!)

(俺生きてるのか?そうだ助けてくれた人!)

起き上がろうとしても俺の体は動かない...

「おい!大丈夫か?」

学年主任の先生が俺に声をかける。

(声がまだ出ない...)

「目を覚ましたぞ〜!保健室に運ぶぞ!」

そんな中、かすかに声が聞こえる...


「助けてくれたのは感謝します。本当に私の不注意でした。でも...あなたは...ダメじゃないですか...」

「あの時彼が溺れていたのをあの中見つけて、助け出すことが出来るのは見学で上から見ていた私だけでしたから...」

「だけど...とりあえず今日は早退してください!」

(なんで?愛芽が助けてくれたのか?)

(助けてくれたなら、お礼をいやなきゃ...)

「あ...め...ありが...とう」

「無事でよかった...早く元気になってね!」

その時!

「すいません...零さん私の責任です...」

と先生が謝罪をしてきた

「別に...大丈夫です...」

(俺が泳げないのが悪いし、それを言わなかったのもダメだったからな...)

「とにかく君も今日は早退よ零くん...」

そう言われて保健室に運ばれる...





ここはずっと書きたいと思っていました!

ここから更に物語は加速していくので今後ともよろしくお願いします!

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