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君の手は雨より冷たい  作者: 紡雪


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12/30

第12話「君の番号」

「待って!零」

愛芽は俺の手を掴み進む俺を止めた

「どうしたんだ?」

俺は先程の出来事もあり、心は動揺している。

(さっきのことが本当なら...寂しくなる、だからこそ俺は愛芽が言い放つ言葉を聞きたくない気持ちがある。

愛芽の口から聞いたらそれが本当だと”疑惑”から”確信”に変わってしまうのが怖かったから)

「.....」


「もう一度聞きたいんだけどさ!君の番号って何?」

「へ?」

思っていたこととは違うため、安堵する俺...それと同時に溜まっていた息を吐く...

「なんでそんなこと聞くんだ?」

(よくよく考えれば俺はいつものやり返しのために嘘をついてたんだった。)

「俺は...」

(俺何番って言ったけ?あの時何番って言ったけ...)

安心するのもつかの間急に焦り出す

「3番!」

「7番って言ってなかった〜?」

(外したーーーーー)

「さっきお化け屋敷で零が落としたの拾ったじゃん?」

「うん?」

(まさか...)

俺はポケットを確認する

(無い...番号の紙が...無い!)

「私と同じ...4番だったよ?」

「あれ?見間違えたかな〜?」

「なんで嘘ついたの?」

(全然話聞いてくれない...)

もう無理かと感じ

「いつも愛芽にからかわれているからそのお返しのつもりでやったんだ...ごめんあと少しでネタばらししようと思ってたんだ」

「ふ〜ん、まぁいいや、どうせ零のことだから最初のペアになりたくなかったんでしょ?」

「.....」

図星だ...

「行こうか?(圧)」

(怖いです愛芽さん)

ものすごく怖い笑顔で俺の腕を引っ張る

もう諦めておとなしく愛芽について行く...


ついて行った先は屋上だった...

太陽が沈もうとし始めていて山に重なりとても幻想的な景色が広がっていた!

「え?」

「日常的なことならからかうけど、零が嫌なことを無理にやれとは言わないよ。」

(そんなこと...愛芽が考えていたなんて)

「私はこの景色を見せれて満足だからね!」

屋上は人がいなく...俺達2人だけだった。

「愛芽はお菓子貰いたいか?」

「...?景品?」

「ああ、大輔から聞いた情報であるお菓子が貰えるそうだ!」

「貰えるなら欲しいけど...零は目立つのが嫌なんでしょ?」

「.....気が変わっただけだ」

(本当は愛芽のその気遣いに申し訳なくなってしまっていた。)

「それは嬉しいけど...文化祭終了まで残り5分よ?」

放送で言っていた


(放送の音)

「近況報告です!今の所生徒会企画の同じ番号の人を探すの達成者はおりません!文化祭が終わったらあるものは貰えないので、注意してください」


(そうだ...文化祭が終わったら貰えない!あそこまで言って諦めるは逆に恥ずかしいからな)

「急ぐぞ!」

と今度は俺が愛芽の腕を掴んで走り出す。

2階まで降りるも人が多くてなかなか前に進めない...

「ちょっと零?諦めようよ」

「後3分もあれば間に合うさ...」


残り1分

やっと1階に降りる...

体育館前に本部の受付があるため急いで走る!

(間に合うか...?)


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