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君の手は雨より冷たい  作者: 紡雪


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11/30

第11話「私の秘密」

文化祭の仕事終え、愛芽との集合場所に向かう。

(ふぅ〜文化祭の仕事は終わったし後は楽しむだけだな!)

その後は愛芽と色んなお店に行って、クレープを食べたり、すごろくをしたり、文化祭を楽しんだ。

最後の醍醐味である劇を見に体育館へ移動していた。

その途中放送が流れた


(放送の音)

「近況報告です!今の所生徒会企画の同じ番号の人を探すの達成者はおりません!文化祭が終わったらあるものは貰えないので、注意してください!文化祭も終わりが近づいてきたので、積極的に話しかけに行きましょう!」


ここで思い出す俺

(そういえば俺と愛芽は同じ番号だったな。いつネタバラシをするかとか思っていたが...初めての達成者は目立ちそうだから黙っていよう...)

と思いながら劇を見る、


「私はあなたが好きです!」

「ごめんなさい...」


(劇だからいいけど本当の告白は振られるのは辛いんだろうな.....まぁ俺には縁のない話だからな)

と気づけば俺はチラッと愛芽の方を見ていた。

すると愛芽もこちらを見ていた。

俺は愛芽の方を見ていないけど...おそらく同時に目を逸らしたのは分かる...

胸はドクンッと高鳴っていた...


その後...

愛芽は少しお手洗いに行っていたその時、

「君、零くんだよね?」

と大人の男性に声をかけられた。

文化祭は当然保護者の方も来るため、大勢大人の人が来ている。

(だからといって俺に用がある人なんているのか?)

俺は少し怪しむ

返事なんてしてないのにその男性は話を続け

「失礼...誰だか分からないんじゃそりゃあ警戒するよね。私は愛芽の父親だ。早速本題に入ろうか...


愛芽にこれ以上関わるのやめてもらってもいいかな?」

(!?)

(何を言っているんだ?この人)

「いやすまん...関わるなではないな...付き合ったりしないでくれだな。」

「私たちは夏休み最終日に海外に引っ越すんだ。君も別れが苦しくなるだろうから今のうちに言っておく」

(いやいや)

「そもそも俺達はそんな関係じゃありません!付き合う?何を言っているんですか?」

思わず声を荒らげてしまう

「そうか...そろそろ愛芽が帰ってくるかもしれんから私は帰るな...すまなかった零くん。私の杞憂だったようだ。」

あの人は言うだけ言って帰って行った。

(本当になんだったんだよ...付き合うな?その気持ちはない。でも...なんで否定をする度にこんなに胸が痛むんだよ...別に愛芽とは腐れ縁みたいなもんだ...)

そんなことを考えているうちに愛芽が帰ってきた...

(さっきの出来事は言わない方がいいのかな?)

と感じ、言うのを辞める...

忘れようさっきのことを、まだ文化祭は終わっていない!

「次はどこに行く?」

「待って!」

と俺の手を掴む

「私さ...零に言わなきゃ行けないことがあるんだ...」




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