第10話「君の秘策」
お化け屋敷を出たあとは疲れたが...時間があるので、
先輩達の店や幼なじみの美結の店に遊びに行き、交代の時間がやってきた。
俺は中盤で脅かす役だった。
愛芽以外には秘策は使わない...
普通の人には普通のゾンビを演じるが...多くの人は驚かない...
(そりゃあただのゾンビだもんな...)
こうして待っているとついに愛芽がやってきた...
俺の秘策...それは.....!
こんにゃくを首につけるあれ!
俺の手は冷たいからそれをこんにゃくなしでやる!
最初会った時の握手、あれはものすごく驚いていた。
あれを不意に出来れば驚くはずだ。
暗闇の中俺は愛芽の後ろに回り込む。
そして首に優しく触る...
.......
「ひゃーーーーーー!」
愛芽が大声をあげて驚く
死体を見つけたぐらい叫んでいる
(こんなに上手くいくとは...)
愛芽相手に出し抜けたことが初めてで逆に不安になる
「こ、これは俺の勝ちかな?」
「そんなことは!」
と愛芽が言うが途中で言葉が止まる
「腰.....抜けた...」
と愛芽が言う
「嘘だろ?もうすぐ次のお客さんが来るぞ?」
「ほ、ほんとう、負けは認めるから...お願い、出口まで連れてって」
(愛芽に勝った!? いや...それどころじゃない)
俺は少ししゃがんで背中を向ける
「え?」
愛芽は少し混乱しているが...
「ほらおんぶしてやるから乗れ」
「ええい」
と勢いよく背中に乗ってくる
その乗った勢いで何かがポケットから落ちる
暗闇で見えないが、愛芽が手探りでそれを掴んだらしい
「掴んだよ!」
と同時にすぐ後ろで悲鳴が上がる
「急ぐぞ!」
そのまま俺と愛芽は裏方に移動する
「自分で歩けるようになったらそのまま裏から外に出ろよ。俺は仕事に戻るからな」
私は仕事に戻る零の背中を見守り
「負けちゃったか...でも勝つよりいいことがあったし、まぁいっか!それより、零がさっき落としたのは?」
それを見て私は驚愕する!
これは...
やっと10話まで書くことが出来ました。ここからはさらに2人の仲が深まっていくので暖かく2人を見守っていてください。




