リヴァイアサン討伐&仲間との遭遇
「では、次は…。リヴァイアサンのクエストを受けさ
せてください。」
「また、三大クエストですか?……承りました。頑
張ってきてください。」
「はい!『時空間転移』発動!」
リヴァイアサンの洞窟
「……?……!…シャァァァァ‼」
「どうやって倒すか…」
剣は論外、槍も弓も効きそうにない。
となると…
「魔法か?…一個ずつ作っていくか『ファイアボー
ル』よし、できた。じゃあ次は、『ウォーターボー
ル』『ウインドボール』『アースボール』『アイスボール』『エレキテルボール』」
《使用済みの属性6/8に達しました。》
6/8? あと2属性は何だ?
〈後は聖属性・魔属性です。〉
例えばどんなのだ?
〈聖属性ならば、ホーリーキャノン、ネブルカタストロフィ 魔属性ならば、重力系統の魔法が使用可能です。〉
聖属性の魔法はどんな敵に使えるんだ?
〈聖属性の魔法は、魔物などの邪悪な敵に使えます。それ以外では、威力が半減します。〉
ちなみにリヴァイアサンや黒竜には効くのか?
〈はい〉
なるほど、とりあえずこのうるさいの殺すか。
「ホーリーキャノン」
「ギャァァァ!」
《使用済みの属性7/8に達しました。》
「次は、魔属性か…ん~……『ブラックホール』」
「これは、攻撃系じゃないな。敵を一箇所にまとめる感じか?」
《使用済みの属性8/8に達しました。よって、称号:『全属性魔法の使用』を入手しました。》
あ~称号か…まあ、いいや。『解析鑑定』!
『全属性魔法の使用』:すべての属性の魔法使用時に発現する。
効果:一部を除いた魔法の詠唱破棄
合成魔法の作成が可能になる
へぇ~……ってなんだと! 凄い強いじゃないか!こんな簡単に手に入れて良いのか…?まあ、いいか。死体回収して戻るか~
……ん?何だあの人?よく見たら人倒れているな…もしかして、最近リヴァイアサンのクエストを受けて行方不明になっていた人
か?『解析鑑定』
名前:グラン・オスカル レベル:31 力:107 俊敏:173 知恵:96 防御:241 魔力:61 運:75 スキ
ル:『乱暴者』『重力操作』『地属性操作』『鉱物支配』『壊魔斬』
「『ハイヒール』! こんにちは!大丈夫ですか?」
「う、う~ん…君は? そうだ!こんなことしている
場合じゃないぞ!急いで逃げないと!リヴァイアサン
は化け物だ、俺等じゃ勝てない!」
「安心してください。僕が倒しました。」
「あの化け物を1人でか?それは凄い…俺はSラン
ク冒険者のオスカル、グラン・オスカルだ。」
「僕はSランク冒険者の星雲陽翔です。オスカルさん、せっかくですので、僕と一緒に冒険しません
か?」
「いいとも!君と一緒なら安心だ!あと、呼び方はオ
スカルで良いぞー。敬称もなしな!」
「分かった!ありがとう。では、帰ろうか。今日中に
リヴァイアサンを売却したいし。」
「はっはは、それは無理だ!ここからギルドまで少
なくとも3日はかかる。」
「心配することは無いよ。僕には、『時空間転移』が
あるから。」
「まじか…本当に使える人がいるとは思わなかった
な…」
「なんか言った?」
「いやなんでも無い。早く帰ろう。」
「はい!『時空間転移』発動!…では僕の腕を掴んで
離さないでね。」
「分かった。」
その頃のギルド
「まさか、あいつベヒーモス討伐してくるとは思わなかったな…」
「それに次の3大クエストに向かったんだろ?」
「ああ、そうだ」
「三大クエストを全てクリアすると、裏クエストが出るという噂もあるが…」
「まあ、そんなことねえよな!」
「ああ、そうだよな」
「ただいま帰りました~。ついでにオスカルも助けてきました。」
「ゆ、行方不明だったオスカルさんじゃないですか! では、捜索依頼のクエストもあったので、3大クエストと合わせて…3000万円です。」