武器、能力確認
視界一杯に光が広がり、気づくと、小屋の中にいた。
「まずは武器の確認をするか…。でも確認するって言ってもどうやるんだ? そうだ!『作成者』起動!作成『解析鑑定』!」
このスキルの使い方は神様が教えてくれていたから知っていた。
でもこんな簡単に作れるとは…
そして僕は武器の『解析鑑定』を始めた。初めて一分僕は絶句していた。
なぜだと思う?それは、武器の性能がヤバすぎたからだ。例えば剣。
名前:神剣 能力:どんなものでも真っ二つにす
る。契約者には効かない 契約者:星雲陽翔
な?やばいだろ?でもやばいのはこれだけじゃない。
名前:神槍 能力:投げた先に敵がいると自動で追尾し、当たると帰ってくる。必ず貫く。契約者には効かない。
契約者:星雲陽翔
名前:神弓 能力:糸を引くと見えない矢が飛んでいく。矢がある状態で糸を引くと威力が5倍になる 自動追尾型 矢に魔法を付与することもできる。契約者には効かない。 契約者:星雲陽翔
武器はこれだけだった。武器は、な。鎧もあったんだよ…
名前:神・聖鎧 能力:どんな攻撃でも防ぐ。これを身に着けていればどんな死角から
の攻撃でも防げる。契約者が身につけると、
空気のように軽くなる。それ以外だと、ト
ラックを背負っているような重みになる。
契約者:星雲陽翔
名前:神靴 能力:契約者にとっては飛ぶように軽い靴。実際に空を飛ぶことができる。
契約者以外が身につけると鉛のような重さに
なる。契約者:星雲陽翔
これで全部だ。うん、なに?これ
化け物級の強さばっかなんだけど?
当たり前のように全部契約者僕だし。契約し
た覚えないんだけど?
いや、きっと相性がいいやつがいなかったの
だろう、そうに違いない。そうであってくれ!
「一旦、外出るか…」
外にでて、再び絶句。問題です。なぜ僕は絶句
したでしょう?
それは、超ヤバい場所だったからです。まず、小屋だと思っていた建物は、高級ホテルでした。神様に嘘つかれたね。
そして、目の前には、冒険者ギルドその隣には、ギルド治療室。近くには商店街、目の前の道路を左にずっと真っ直ぐ行くと、魔物の森が50km先にありました。これだけだと普通じゃん?普通じゃないか…。
まあいいや。この街ね、結界に覆われているのよ。え?普通だって?
君、この街の大きさ知らないでしょ。縦10km、横10kmの大きさだよ?どんだけ金かけてるんだよ。あ、なぜ分かるのかというと、『作成者』で『自動地図』を創ったからね。100✕
100kmの範囲は、何があるか知ることができるよ。結界の有無については、『解析鑑定』で知りました。以上。次何しよう?
…部屋に戻るか…。
「あれ?なんだこの紙…」
そこには、
[とりあえず冒険者になってSランク、最低でもBランクにはなってね。 by神様]
と、書いてある。……うん、S? Sって書いてあるよね?ちなみに冒険者のレベル分けは、上か
ら、S、A、B、C、D、E、Fとなっています。Sは一番上だぞ、この野郎! とまあ文句を言っていても仕方ないのでとりあえず冒険者になる
か…。