君に吟味してほしい! 僕が彼氏になれるか? 彼氏になれないか?
僕は僕の好きな女性に僕を選んでほしい!
どんなに僕が彼女を好きでも、僕の方ばかり彼女の事を
好きなだけじゃ僕は彼女の彼氏にはなれないからだ!
彼女はめちゃめちゃ男性にモテる女性。
僕が彼女が居た職場に2年前に入ったばかりの頃から彼女は
男性社員にモテまくり。
いま現在も、彼女を狙っている男性社員はたくさんいる。
僕も彼女を狙っている男性社員のその一人なのだろう。
僕は彼女に吟味してほしい!
誰が? “君の彼氏に相応しいのか?”
・・・そして。
僕が君の彼氏になれるか? 彼氏になれないのかを。
でも? 彼女は男性社員にそれほど興味がないのか?
それとも既に好きな男性がいるのか?
僕が知らないだけで、付き合っている男性がいるのかもしれない。
それどころか? “旦那さん”がいるかもしれないよね。
彼女のプライベートは、誰も知らない。
そもそも、男に興味があるのか?
男女関係なく、彼女は人に優しい。
僕は毎日、君を想い眠れない夜を過ごしている。
君の事を考えると、眠れない。
他の男に取られるぐらいなら? 僕は君と付き合いたい!
願望なのだけど、そうしたいと僕は強く強く望んでいる!
【でも? 本当に君の好きなひとって誰のなの?】
僕だけに、そっと教えて!
*
・・・僕は仕事の事で彼女にどうしても聞かないといけない
事があって、彼女が一人きりの時を狙って僕は話しかけた。
『・・・・・・』
緊張して声が出ない!
『どうしたの? 長谷部君?』
『あー、いやいや? えーと、島川さんにどうしても聞きたい事があって。』
緊張し過ぎて、口の中がカラカラになりながらカスカスの声で、
何とか彼女にやっと言えた。
『か、彼氏とかいるの?』
『えぇ!?』
突然! 僕は何を彼女に聞いているんだ!?
『い、いや? 別に今はいないよ。』
『じゃあー僕と付き合わない?』
『えぇ!?』
黙れ! もう喋るな! こんな事を彼女に言うはずじゃ
なかっただろう! 仕事の事で聞きたい事があってその
話を彼女にするつもりだったのに、、、。
『別にいいよ。』
『・・・えぇ!?』
今なんて言った? “僕と付き合ってもいいよ”って
言ったような、、、? もう一度、彼女に確かめてみよう!
『僕と付き合ってもいいって事?』
『そう! だって、長谷部君が私にそう聞いたんじゃない!』
『そうだけど、そんなに簡単に【OK】もらえると思ってなかったから。』
『別に簡単じゃないよ。』
『えぇ!?』
『2年前、長谷部君と初めて会った時からそう決めてたから!』
『・・・えぇ!? それホント!?』
『うん!』
僕は彼女の意外な言葉に呆然とする。
僕は2年前、この会社に入って来た時に“初めて僕は君に一目惚れ”
したんだ。
・・・でもその時、まさか!?
彼女も僕を好きになっていてくれていたなんて! 想像もしてなかった。
僕の予定にはない彼女への告白だったけど。
結果オーライという事で良かったと思う。
今は、職場の人達に僕と彼女が付き合っている事を伝えて。
“結婚前提”で彼女とお付き合いさせてもらっている。
いつか? 僕は彼女をお嫁さんにすると誓った!
【絶対に僕が! 君を幸せにしてみせるからな覚悟しろよ!】
最後までお読みいただきありがとうございます。