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魔界事変15 『魔界事変6』


 どうしてこうなった?


 ジーナは自問自答を繰り返す。しかし答えは全く見えてこない。

 皇子は意識がなく、ウィレムも自分と皇子を逃がすために死ぬことを前提に囮になった。


 いつもどおりの日常の一部だったはずだったのに。昨日のような日がずっと続くと思っていたのに。


 ちくしょう・・・ちくしょう・・・できることなら皇子だけ逃して・・・あたしも戦いたい・・・

でも皇子1人が変な場所に飛ばされたら・・・皇子は野垂れ死ぬ。


「ウィレム・・・どうか生き延びて!!」


 塞がった入口に向かって叫ぶが、ウィレムにはその声は聞こえていないらしく、答えは返ってこない。


 意を決してジーナは皇子と共に大砲に飛び込み、導火線に火を点けた。


ズドン!!!!


耳が壊れるような爆音と高熱とともに少女と皇子は大砲から打ち出された。


ー霊術ー


離れ際にジーナの口から呪文が発せられた。

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