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いとこの家に行きます。

いとこの家に行きます。

〈まもなく、京都行きの電車か到着します。黄色い線から離れてお待ちください。〉


ピーーーー


若者達が行き交う、ここ東京。時代はもう電気自動車が常識になっている。そんな時代になっても、京都は何も変わらない。それはいとこの家の前でよく実感した。


「あっつ……」


そう呟く俺の名は、やまいだれ カイト 。高校三年生の都会っこだ。もちろん性別は男である。

[お疲れ様!よく来たねー!]

勢いよく挨拶をする、いっちゃ悪いがこのおばさんは、いとこの母。

「お久しぶりです。」

[暑かったでしょ。上がって上がって!]

そういいせかすいとこの母に続き部屋に上がると、居間に連れていってくれた。そこには寝転がりながらポテチ片手にタブレットをいじるいとこの姿が見えた。

「久しぶり。何してんの?」

そう声をかけると、いとこは

『んんー』

とかわいく返事をする。タブレットにうつるそれを見ると、バリッバリに怖いホラゲーだった。

〔グオオオオ〕

「ぎゃあーーー!!!」

と思わず叫ぶ。怖すぎだろ!一気に寒くなったわ!

『うるさい』

「お前よくこんなの平気だな……」

『そう?』

そう。いとこは昔からこういうのに慣れているのだ。幼稚園のお化け屋敷で先生を泣かせたほど驚かない。ほとんど無表情だ。

『みんながビビりなだけじゃない?』

「お前がビビらなすぎなんだよ。」

はぁ、とため息をつくと、いひひ、と無表情のまま声に出すいとこ。

こんな会話をすると帰ってきたな。と思うのだ。

そんなある日の京都の昼下がり。

ここから主人公はいとことどんな関係になるのか?


つづく。

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