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信長続生記  作者: TY1981
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信長続生記 巻の六 「日ノ本鳴動」 その14

お待たせしました。

人数多いと進みが遅い…

            信長続生記 巻の六 「信長続生記」 その14




 人には多かれ少なかれ、その人物自身の放つ存在感、というものがある。

 長年訓練を積み、まるでそこにいないかのように思わせて、人目を忍んで動く者もいる一方、長年積み重ねてきた様々な行いによって、ただそこにいるだけで圧倒的な存在感を放つまでになってしまった者も、この世にはごく僅かに存在する。

 数多の国を支配し、多くの者を従え、莫大な財力を有する。

 それを成した、いわゆる『天下人』の名に相応しい存在にまで上り詰めた者が、存在感という点で圧倒的でないはずがない。

 大広間にただ一人立つ信長は、まさに人の目と意識を集中させるに足る、圧倒的な存在感を示していた。


(これが、かの織田信長か…)


 その信長をほぼ正面に捉え、信長の横顔を観察する小早川隆景の額に、密かに汗が浮かぶ。

 彼をして、ただそこにいるだけで気圧される程の存在感を感じさせたのは、生涯に渡って二人だけ。

 一人は自らの父である毛利元就が、謀略を張り巡らせて自らの望む形に戦を進めようとするのを側で見て、そして学ばされたあの時。

 あの時は我が父ながら、背筋が寒くなるほどの畏怖を覚えた。

 ただそこにいるだけなのに、容姿が怖い訳でも刀を抜いた訳でもないのに、自然と汗が浮かんだ。


 それと同じような事を、この男からも感じるとは。

 隆景は額に汗を浮かばせながらも、その口元にはわずかに不敵な笑みがこぼれた。

 今この時ほど、この大坂に来て良かったと思うことはない。

 織田家を隆盛させ、天下まであと一歩という所まで上り詰め、いずれ毛利と雌雄を決せねばならぬと思っていた相手が、その矢先に死んだと思っていた男の復活を、この目で見る事が出来たのだ。

 この瞬間、この男を間近で観察することが出来るこの状況で、隆景は己の幸運に内心で喝采を上げた。


 一方の直江兼続は、最初は皆と同じ驚愕、その後表面上は先程と変わらず微笑を浮かべてはいたものの、内心では恐怖と焦りがその心中を支配していた。

 信長は家康と行動を共にして、今この場に現れた。

 そこに至る理由は知る由もないが、現時点で分かっている事は信長と家康の関係はすこぶる良好であるのだ、という事。

 つまり信長が本能寺以降姿を消すまでと、そして甲斐と信濃の領有を巡る戦いで、徳川と和睦を結ぶまで、上杉は常に信長及び家康の側とは敵対し続けていた事になる。

 そして何よりも不味いのは、信長は秀吉よりも上位の立場にいると、今この場で信長自身の行動で示されてしまったという事。


 秀吉とならば、上杉は同盟を結んでも良いし、結果的に従属も厭わない。

 だが信長はダメだ、信長に従うことは出来ない。

 先代・謙信の時から続く織田家との戦いは決着が付いておらず、信長は本能寺に消え、その後は秀吉と和睦を結んで、織田信長がいた頃からの敵対関係を解消できた。

 そのはずなのに、もし信長が秀吉から支配権を取り上げ、かつての様な「天下布武」を掲げたならば、上杉は間違いなく潰される。

 信長と同盟を組んでいると思われる徳川とも上杉は領地を接しており、なおかつ上杉の勢力を排除すれば、広大な信濃一国は丸々徳川の手に落ちる。


 信長の復活を間近で見て、それに驚いた事で一旦は思考が停止したものの、すぐさま直江兼続は現在の上杉の状況を洗い直し、最悪な想定を導き出した。

 もし現在の秀吉が持つ勢力圏をそのまま信長が掌握し、家康と組んだ上で上杉と敵対したのならば、もはや上杉に抗う術は無い。

 南から徳川、西から織田、そして追い詰められても北には先年来敵対中の新発田重家。

 未だどこかに余裕があり、いざとなれば信長と戦う事も辞さない考えの毛利の使者・小早川隆景とは違い、上杉の状況を身に沁みて理解している直江兼続は、織田・徳川連合軍に飲み込まれる上杉の幻影が見えた気がした。

 人知れず全身にびっしりと汗をかく兼続ではあったが、他の者とは比較的距離が置かれている場所に一人で座っていたため、誰にも気付かれる事は無かった。


「どうした? 死人の分際で、と思うのなら存分に見よ。 わしの足はこの通り!」


 言って信長は片足を上座の、一段高くなった所へダンッという音を立てて踏み降ろした。


「今ここに在る。 わしは今、生きてここにおる。 それでもお主はそこを退かぬのか、サル?」


 そう言い放つ信長の眼は、秀吉から一瞬たりとも外さない。

 言われている秀吉は、驚愕のあまり信長の顔から眼を逸らせない。

 片や半眼で睨み付けて見下ろし、片や驚愕で目を見開いて見上げている。

 動きたくない、というよりも固まって口も半開きのままで動けなくなってしまっている秀吉に、唯一並んで座っていた前久が、その肩を揺さぶって無理やり正気に戻す。

 そこで初めて、秀吉は我に返って改めて信長を見上げる。


「三度目じゃ、これで退かぬのなら斬って捨てるぞ?」


「は……は、はは、ははぁぁぁぁッ!!」


 信長の声音と視線に殺気が混じる。

 そこで初めて、秀吉はようやく理解できた。

 己がまず第一に何を成すべきか、を。

 慌てて這いずるように上座を駆け降り、中座へと滑り落ちる様に降りてすかさず正面に向き直り、信長に対して平伏した。

 その様は先程までの、まさに天下の中心にいるはずの男とは思えぬほど滑稽で、それでいて彼の中にある信長への畏敬の念が、未だに残っている証拠でもあった。


 それを平然と、当然のように見下ろしてから信長は改めて上座へと上がり、前久の横に腰を下ろす。

 その動きに、太刀持ちなどの小姓もどうしていいものかと、秀吉へと視線を送った。

 これが単なる狼藉者であれば話は簡単で、すぐさま切って捨てれば良いだけの話である。

 だが太刀持ちの小姓たちも気付いているのだ。

 自分達の主君が座っていた場所に、平然と、当然とばかりに着座する男が、かの織田信長本人であることに。


 居並ぶ諸将の顔や、秀吉の行動、さらに近衛前久がそれを全く驚かずに受け入れている様を見て、小姓たちはどうすることも出来ずに内心でオロオロとしていた。

 秀吉に視線を送って指示を仰ごうにも、未だ額を畳にこすり付けて平伏している秀吉に、その視線は全く届いてはいない。

 結果として信長はおよそ四十名ほどが集まる大広間の、上座の中央に堂々と座る事となった。

 無論、それを止められる者はいない。

 むしろその姿を見て、涙すら流す者さえいる始末だった。


「う……う、上、様……誠に、誠に! 上様にございまするかッ!?」


 下座の左二列目、序列がかなり低い位置に座っていた佐々成政が、涙を流しながら鼻声のまま、大きな声で信長に問いかけた。

 その声に信長が成政に目を向け、ニヤリと笑う。


「なんじゃ、北国暮らしが長すぎて目でもやられたか内蔵助? わしが他の何に見える?」


「う…ぐ……くぅッ……上、様ぁ……お戻りにッ…」


 右手で目元を覆い、ボロボロと泣き続ける成政に、思わず信長と前久が苦笑を浮かべる。

 すると今度は中座にいた丹羽長秀が「恐れながら」と、声を上げて信長へ身体の正面を向け直す。


「これまで上様は一体どこにお隠れに? それに2年もの間御姿をお隠しになり、何故今このような場所で再び御姿を現されました? 我ら家臣一同、是非ともその理由をお聞かせ願いとうございます」


 そう言っている長秀の眼にも、若干の涙が浮かんでいる。

 嬉しくない訳がない、だがそれ以上に驚きが勝っている。

 そして驚きが去ると、今度は疑問が浮かんでくる。

 目の前に亡霊でもなく、よく似た偽物や影武者などではない、本物の生きている信長が現れた事を、頭で理解した後にひたすら浮かぶのは疑問ばかりだ。

 長秀の言葉は、この場に居並ぶ者たち全てが聞きたかった事を代弁していた。


 無論それは、旧織田家家臣たちだけではない。

 上杉や毛利から来ている小早川隆景・直江兼続・安国寺恵瓊なども、信長の一挙手一投足、言葉の全てを見逃すまいと凝視している。

 隆景は射抜くように、兼続は焦りを隠しながら、恵瓊は怯えを隠すことも出来ずに、信長から全く目を放そうとはしなかった。

 そして皆の目が信長に集まり、信長が口を開いてどのような言葉を発するかを今か今かと待ち侘びている所に、そろそろとゆっくり頭を上げて、信長を見上げていた秀吉が口を開いた。


「我ら上様のお帰りをずっと待ち侘びておりました故、何卒御言葉の一つでもお掛け下されば」


「誰が面を上げて良いと言うた、サル? 市と三七、権六の命を奪った貴様が、まさか家臣筆頭の立場で物を言えると思っておるのか?」


 天下人ではない、かつての織田家の家臣時代のような笑みを浮かべて、丹羽長秀に持って行かれた「皆の代表として、皆の心の内を代弁する」という役割を演じようとした秀吉。

 だがその考えは、信長に冷徹な視線と共にぶつけられた言葉によって、粉々に粉砕された。

 信長の言葉が終わる前に、秀吉の心臓ははね上がって激しい動悸に襲われた。

 全身から汗が吹き出し、心臓は早鐘を打ち、呼吸が乱れる。

 表情は凍り付き、身体は震え、瞬時に喉が渇いていく。


 「面を上げて良い」と言われていないからではなく、恐怖や焦燥といった感情から自然と顔を伏せてしまった秀吉は、力無く平伏したも同然の体勢となった。

 そこにはもはや、先程までの『天下人』然とした威容、それでいて気さくな人当たりの良い主、という秀吉が望んだ支配者像など、微塵も感じられないほどの哀れな姿となった男がいた。

 同じく中座に座る事を許されていた堀秀政は、こうなる事は分かっていた故か、あえて秀吉の方には視線を向けずに、その様を視界に入れない事を情けとした。

 丹羽長秀も今の信長から視線を逸らす事は、かえって自らの不利益を招くと、長年の経験を呼び起こして一切信長から視線を外さない。

 ただ弟である羽柴秀長、そして盟友である前田利家は、秀吉のその有様を見て痛ましい視線を送りつつも、声をかける事すら憚られるこの状況に、拳を握り締めて耐えていた。


「サル、貴様には追って沙汰を下す。 わしが良いと言うまではそこで控えておれ」


「は、ははぁ……」


 まるで絞り出すようなかすれた声音に、居並ぶ諸将の誰かがゴクリ、と生唾を飲み下す音が響いた。

 信長の放つ圧倒的な存在感だけでなく、そこに今また威圧感も加わったこの大広間では、うかつな発言は死を招くというほどの圧迫感を感じる空間となっていた。

 少なくとも表面上は平静でいるのは、家康をはじめとする徳川家臣団、さらに頭巾で顔を覆っている残りの三名、そして小早川隆景や直江兼続、近衛前久くらいであった。

 そしてその前久がふう、と一つ息を吐いて、隣の信長に声をかけた。

 このままだと信長の放つ空気だけで場が委縮してしまい、冷静な話が出来ないと判断した前久なりの、公家らしからぬ胆力を持った行動であった。


「信長はん、あんまり脅さんといて。 せっかくこないな場を用意してくれはったんやから、秀吉はんにもちゃんと話を聞かせなあきまへんやろ。 脅かし過ぎて他の者も縮こまって話を聞くどころやないわ、お願いやからもう少し抑えておくれやす」


 言われて信長は、他の者を睥睨するだけでその怒りの気配を抑え込んだ。

 途端に感じていた精神的な息苦しさから解放され、何人かの大名が「ぷはっ」という声を立てて呼吸を整え始めた。

 とりあえずは信長に話し始めさせるより、自分から始めた方が良さそうだと判断した前久は、扇子で口元を隠しながら軽く咳払いをする。

 それで皆の目が自分に向いたのを確認し、おもむろに口を開く。


「まず、順番通りに話しまひょか。 二年前の本能寺の前に何があったのか、どないなったらあのような大それた真似が行われるようになったのか。 まずはそれを知ってもらわな話になりまへんな」


 前久の言葉に、その場にいるほぼ全員がグイッと体を前のめりにさせた。

 それだけ関心が高い話題だという事の表れではあったが、皆の目は見開かれたまま身体を前のめりに前久に向ける。

 しかもその視線は不躾なほど気合が漲っており、思わず前久が苦笑を浮かべる程だった。

 前久の言葉に信長も家康も、そして未だ頭巾で顔を隠したままの光秀も、異議は無いようだと視線で確認してから前久は再び口を開いた。


「アレはちょうど二年前の今時分やったわ……甲斐武田家の滅亡、それを見届けたこの身が京に戻ると、朝廷内のある一派が信長はんの暗殺を企てておったんや」


 そこで、それまでは大きな反応を見せなかった、いや見せれなかった諸将たちが一斉に色めきだった。

 「なんと!?」、「おのれぇッ!」、「許せぬッ!」という声がそこかしこから上がり、大広間内に再び剣呑な空気が満ちる。

 しかしそれらは信長の「黙れ」という静かな一言により、たちまち霧散した。

 思わず声を上げて立ち上がりかけた佐々成政などは、その一言にすぐさま座り直して口を閉ざした。

 声を上げなかった者も、驚きのあまり眼を見開いて続きを一言一句聞き漏らさぬように、耳に神経を集中させていた。

 だがその時点で、驚きや怒り以外の感情を持っていた者もいた。


 小早川隆景、そして直江兼続である。

 朝廷内の一派、とはいえ公家衆の中に信長暗殺の企てがあった、という事を知る事が出来たのだ。

 これは思わぬ情報が手に入った、という僥倖に思わず別の意味で眼を見開いた。

 『情報』というのは形にはならないが、立派な武器と成り得るものである。

 ましてやそれが敵対していた相手の命に関わるものであれば、そうそう狙って手に入れられるものでもない。


 それがまさか、このような形で手に入るとは。

 内心の焦りを必死に隠していた兼続が、思わずそっと拳を握り締めたのを咎められるものではない。

 そしてその口元が、わずかとはいえ口角が上がってしまった事を、誰が責められるだろうか。

 それでも小早川隆景は、軽く奥歯の噛み合わせを変える程度で、表面上には何ら変化を出さなかった。

 ここで下手な反応をして、織田家の重大事に関わる事だから、と気付かれて他家の者は退出せよ、と言われてしまってはあまりにももったいないからだ。


 だがその二人の反応、そして存在を最初から分かっていた信長は、あえてその二人に声をかけた。


「毛利家当主・毛利輝元が叔父、小早川隆景と上杉家執政・直江兼続」


 信長の言葉に、隆景がわずかに眉間にしわを寄せて、兼続が肩をピクリと揺らして同時に信長に視線を送った。

 そしてわずかに遅れて諸将も二人に視線を送る。

 そこで察しの良い者たちは気付いた。

 信長暗殺の謀が、朝廷内で持ち上がっていた事を他家の者たち、しかもその家の重臣が知ってしまったという事を。

 瞬間的に隆景と兼続が「まずい!」と察する。


 二人ともこの部屋に入る際に、腰の太刀は預けてある。

 言い換えれば身を守るべき武器を持っていない、丸腰の状態なのだ。

 その状況で、明らかに孤立無援の敵の真っ只中で、無事で済むとは思えない。

 思わず立ち上がってすぐさま大広間を突っ切って逃亡を図るべきか、と二人が同時に考え付く。

 しかしそんな二人に再度信長が声をかけた。


「お主らも最後まで聞いてゆけ。 わしが今この場におる事こそ、その謀が失敗に終わった何よりの証左である。 そのような些事を聞かせるために、わざわざ貴様らまで呼び寄せたのではない」


 その言葉に、隆景と兼続の二人、さらに二人を捕らえようとまでした諸将があっけに取られる。

 確かに信長の言う通り、信長が生きているのなら謀殺は失敗だったというのは分かる。

 だが自らの暗殺計画を、些細な事と言い切ってしまう信長の神経に、思わず思考も身体の動きも、一切が止まってしまったのだ。

 まるで信じられない物を見るかのような兼続に、信長は「いいから座れ小僧」と言い放つ。

 隆景は油断なく座り直し、それでも視線で大広間から出るまでの距離を測り、さらに城の構造をもう一度頭の中で呼び起こす。


「小早川隆景とやらも、まずは話を聞いてゆけ。 余計な事を考えるのは後にせよ。 心配せずとも貴様らが帰国するまでは、貴様らの身柄と領国には一切の手出しはさせぬと約束してやる。 一々話の腰を折るでない」


 面倒そうな信長の言葉に、隆景は一筋の汗を流しながらも、コクリと頷いた。

 隆景が頭の中で逃走経路の確認をしている事まで読み切り、その上でそう言ってきた信長に対し、隆景は初めて信長に畏怖の念を抱いた。

 そしてそれは、織田信長という男が決して運や家臣の力に頼って、織田家の隆盛を作り上げたのではないという事の確信へと繋がった。

 それと同時に、自身よりも信長の方が器でも上だという事を認めた瞬間でもあった。

 同等の条件・同等の状況であるならば、まず自分はこの男には勝てない。


 毛利の重鎮として、一軍の将として、そして一人の男として、負けを認めるのは屈辱以外の何物でもない。

 だが負けを認める事も出来ず、無様な足掻きを続けた先に待っているのは身の破滅でもある。

 現状の把握、彼我戦力差の把握は戦略的思考を持つ隆景にとって、欠かせぬ技能でもある。

 織田対毛利ではなく、信長対隆景という枠組みであるならば、負けを認めざるを得まい。

 だがせめて自分個人で勝てずとも、この信長という男を相手取っても、必ずどこかに光明を見出してみせる。


 今日初めて目にした織田信長という男を前に、小早川隆景は密かに闘志を燃やす。

 先程までのやり取り、そしてただそこにいるだけで放たれる圧倒的な存在感や威圧感で、すでに信長は隆景の中では生涯最大最強の相手だという認識が出来上がっていた。

 その認識を踏まえた上で、隆景はゆっくりと座り直して再び話に集中する事にした。

 その冷静かつ堂々とした態度を見て、信長の片方の眉がピクリと動く。

 場が収まったのを確認して、近衛前久がその続きを語り始めた。

未だに終わる気配が全くありませんが、今回はここまでで。

次回もまず間違いなく終わりません、本当に「その20」くらい行きそうな気がしてきました。

ここまで来ると「その10」くらいまでで巻の六にして、「その11」くらいから巻の七にすれば良かったと思い始める始末で…

まぁ今更ですので、このまま行きます。


見通しが甘いこの体たらくではありますが、何卒拙作『信長続生記』をよろしくお願いいたします。

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