魔獣牧場
勢いで書きました。起承転結とかまったく意識してません。推敲、校正、してません。読みづらいと思いますが、良ければ読んでください。意味不明なストーリーが楽しめますよ。
エルドノア共和国。
戦争がない、平和な国。
気候は穏やかで四季がある。広大な土地が広がっており、人々は開拓に忙しい。
エルドノア共和国は、魔導重工業と農業が盛んな国である。特に魔導師の質は高く、国民全員、魔導教育の水準が高い。
みな、魔導師としてレベルが高いのである。それは生活水準が高いことも意味する。この国は豊かである。
文明が比較的高いこの国では、農業の水準も高い。
これは、魔導と農業が盛んな国の、一つの牧場での話だ。
エルドノア共和国の、小さいが裕福な、そんな牧場の話し。
◆◆◆
親父が牛を買ってきたという。
なんの牛を飼ってきたのか聞くと、乳牛だという。
「ミルクの質がいいっていうから、買ってきた」
「なんだと」
俺は親父がおかしくなったのかと思った。
「可愛いから、かってきた。面倒見てくれ」
「可愛いだと?」
うちは肉専用の牛ししか飼育してねぇだろ! 馬鹿野郎! 何のつもりだ可愛いって!
我がヒューベリオン牧場は、食肉用の牛しか扱っていない。一応、豚や鶏もいるが、近くの町や村に卸すのがほとんどで、利益としてはあまり考えていない。
メインは牛肉だ。
そういう農家なのだ。
俺は親父に言った。一体何頭買ってきやがったと。
「一頭だけだ。さすがにそこまで俺も馬鹿じゃねぇ。ミルクは、うちだけで飲む。誰にも売らねぇよ」
おまっ、それ本気か?
ペットかよ? 乳牛一頭だって、コスト馬鹿になんねぇんだぞ? このクソ親父が!
「まぁ、面倒見てやってくれや。俺は豚の世話に行ってくるからよ。牛は牛舎の外につないでる」
そう言って、親父は作業着に着替えて出て行った。
あのクソ親父。他人事だと思いやがって。
はぁ。また牛の管理が大変になるな。
いつも言っているだろ。管理してるのは俺なんだから、勝手に買ってくるなって。
「ちっ。まぁいいか。うちはかなり儲かってるからな。乳牛一頭くらい、俺が面倒見てやるか。その分は社員に働いてもらうがな」
俺は住み込みで働く社員に合掌した。お前らがいないと、うちは儲からん。頼んだぞ。その分の給料は払っているんだからな。
俺は頭をかきながら、牛舎に向かう。つないでいる牛ってどれだ? どこにいる?
俺は牛舎の外を見て回る。かなり巨大な牛舎のため、見て回るのも一苦労だ。
大きさで言うなら、サッカーグラウンド位はある牛舎かな? 魔導設備が整った、かなり立派なやつだ。
一応、これでもエルドノア共和国では、小さな牧場なんだぜ? うちは肉質で勝負している牧場だからな。もっと大量に飼育する牧場だってあるんだ。
さて、どこにいるのかなっと。
お? あれか?
遠くから、乳牛らしきしっぽが見えた。建物の影に隠れていて、牛の体は見えない。
さて、あいつか? まずはどこに寝させるかな。牛舎に空きはあったかな?
俺は乳牛に近づくと、そこにいたのはとんでもない“牛”だった。
「なんだこれは……牛は牛でも、こいつは」
俺は親父が奇行にあきれ果てる。一体どこで仕入れてきやがった。いつもの市じゃねぇだろ。
「ンモ? あ、あなたが私のご主人様ですか?」
「…………」
こいつ、いやこの子は。
ミノタウロスの女の子じゃねぇか。しかも金髪で超美人。
「あ、あのぉ~」
俺は言葉が出ない。
ミノタウロスは確か魔獣指定されている。家畜魔獣として遺伝子改良されている種がほとんどだが、この子は意思もあるし、喋るぐらいの知識もある。
家畜魔獣ってより、奴隷魔獣?
魔獣であるが、奴隷として使役される種類。レベルが高ければ、知能も高い魔獣もいる。
「何か喋ってくださぁ~い。こわいですぅ」
「……いや、すまん。あまりにも驚いていてな。なぜあんたのような子が、ここにいるのか分からなくてな」
「え? そうなんですかぁ? 私、お乳が出るんで売られてたんですよぉ」
ミノタウロスの彼女はそう言って、大きな胸を揺らした。その胸はすでに爆乳というレベルは超越している。人間の頭位の大きさの胸が、四つついている。つまり、複乳だ。乳が複数あるのだ。
「その、なんだ。かなり歩きづらそうだが。その胸で。大丈夫なのか?」
「え? ああ大丈夫ですぅ! 今はお乳が張っていて大変ですけど、お乳をいっぱい出せば、少し縮みますから~」
にこやかにおっぱいを持ち上げる彼女。
「へ、へぇ~。そうなの。俺の名前はグルト。あんたの名前は?」
「56番ですぅ」
ん? 56番? あぁ、もしかして。人工飼育のミノタウロスか? だから生まれてから番号でよばれているのか? 流暢にしゃべれるのは、人間に育てられたからか。
「56番って呼ぶの、俺が嫌だから、名前付けるよ。いいか?」
「名前? どんなのですか?」
「フォウでどうだ?」
「フォウ?」
おっぱいが四つあるからな。他意はない。
「ああ、フォウだ。特に意味はないぞ。本当だぞ」
「はいぃ! 私はフォウです! 名前がありますぅ!」
フォウはぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んでくれた。胸がゆさゆさと揺れて目に毒だったが。
「あー、今から繋がれている首輪と縄をほどくから、暴れるなよ?」
俺は牛舎の柱につながれた、彼女の首輪とロープをはずす。
「あのぉ、私はこれからどうすればいいですかぁ? まずはお乳を搾ってほしいですけどぉ」
乳を搾る? 乳!? おっぱいじゃないか! え!?
「最近搾ってもらってなくて、つらいんです。あんまり搾らないと炎症を起こして腐っちゃうんです」
なんだと。その素晴らしい胸が腐ると申すか。それは絶対にあかん。
「ど、どうすればいいんだ? 俺はミノタウロスの乳搾りなんぞしたことない。なにせうちは食肉用の牛しか扱ってないし……」
「ンモ!? 食肉ですか!? 私、肉になるですかぁ!?」
フォウは俺の食肉という言葉に、敏感に反応した。
そりゃ、こわいよな。買われてきた先が、食肉用の牛しか扱っていないんだから。
俺はすかさずフォローした。
「ち、ちがうちがう! フォウは、死ぬまでずっと一緒だ! なにせ、うちの親父がペット用に買ってきたんだし」
「そぅ、そぅなんですかぁ……。安心しましたぁ。やっとお外に出られたのに、すぐに死んじゃうのかと思いました」
フォウはほっと胸をなでおろす。
俺はそこでフォウの言葉が気になった。やっとお外に出られた? 人工飼育の魔獣は、ずっと施設暮らしだというが、自由はないのだろうか? あまり聞きたくない話だな。
「あのぉ、でしたらぁ、フォウのお乳飲んでください。美味しいですからぁ」
ミノタウロスの本能なのか? やたらと俺に飲ませたがるな。
「そ、それはおっぱいを搾れって言っているのか?」
「はいぃ。ふつうの牛さんと同じように搾ってくださぃ」
普通の牛と同じ!? そ、それは。
俺はごくりと喉を鳴らした。フォウの乳首は、一体どれほどデカいんだ?
フォウは今、ゆったりとしたワンピースを着ている。あまりにも大きい乳が四つぶら下がっているので、服の上からでも丸わかりだ。
おっぱいは、縦に二個ずつである。要するに、人間の胸のある位置からもう二個下に、おっぱいがあると思えばいい。
「はい。じゃぁそうですねぇ。ここで直に吸いますかぁ?」
ペロンとワンピースをめくるフォウ。
そこには何とも神々しいおっぱい様が四つも。
「じじ、直に吸うですと?」
「はいぃ。グルト様は良い人そうですし、私の味を知ってもらえば、きっと喜んでくださいますぅ。私、捨てられたくないんですぅ」
…………。捨てられたくないか。それはそうか。奴隷だもんな。
「それにグルト様。私の好みですぅ。イケメンですぅ」
イケメン? うーん。まぁ学生時代はモテたけど、今はなぁ。27歳になってしまったし。
「お願いですぅ! 私をもらってくださいぃ!」
親父、あんたがこの子を買ってきた理由。なんとなく分かった気がするぜ。ぐっじょぶ! クソ親父!
ここからは、もろに18禁なので割愛するが、俺はフォウの四つの乳にかぶりついた。
思う存分、乳を弄繰り回して、堪能させていただいた。
俺の股間も暴発寸前になり、苦しみだしたが、それはすぐに解決した。
フォウは俺が発情しているのに気付いたようで、そちらも処理していただいた。ナニを処理してもらったのかは、ご想像にお任せする。
結論から言おう。
フォウはとっても良い子だ。性格も温厚で優しいし、頭もよい子だ。
ミノタウロスという魔獣で、頭に角があったり、足が牛のものだが、それを差し引いても、超美人。
俺はうまれてはじめて親父に感謝した。女日照りの若い体を持て余していた俺には、ちょうどよかったしな。
その後、親父は言った。
「どうだ? 可愛かっただろう? それで、あの子のミルク、うちで飲めそうか?」
「毎日でも行けるぜ! 親父殿!」
俺は親指を立てて、親父に笑顔で言ったのだった。
◆◆◆
そこから、このヒューべリオン牧場は、さらなる発展を遂げた。
食肉用の牛を減らし、ミノタウロスの女の子を多く仕入れたのだ。
さらには若い従業員を多く採用し、性交させて、多くの乳を搾った。
ミノタウロスの乳は栄養価が非常に高く、牛乳の栄養価よりも高い。ミノタウロスの乳は飛ぶように売れた。
乳を搾るには性交をしなければならない。若い従業員とミノタウロスの女の子は、良い相手を見つけると、ハッスルしまくっていた。牧場の中は酒池肉林状態だった。
当然と言えば当然だが、性交すれば、孕んでしまう。
若い従業員とミノタウロスの間にはたくさんの子供が生まれた。
子供は宝。ミノタウロスだろうと関係ない。牧場は、さらなる発展を遂げていく。
従業員にとっても、ミノタウロスとの子は自分の子供なので、とても可愛がった。彼らは牧場で、ストレスなく仕事ができたという。
グルトの父は、素晴らしい成功を収めた息子の事業を見守った。
しばらくして寿命が来たグルトの父。彼は美しいミノタウロスの妻たちに囲まれて、満足して亡くなった。
ヒューべリオン牧場は、共和国でも最大の酪農家に成長したのだ。
◆◆◆
「フォウ。娘たちの様子はどうだい?」
「はい。とても元気ですぅ。牧場を走り回っていますぅ」
「そうか。今日、その、君のお乳、直接飲んでいいかな?」
「…………はい! 喜んで!」
その後、グルトとフォウは、幸せな牧場生活を送ったという。
おしまい。