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禍津ノ兵器 ~制御不能な『異形の右腕』と、人間を名乗る僕らの旅~

作者:木下律
禍津ノ兵器(まがつのへいき)――それは、300年前の大戦で人間が生み出し、その恐るべき力ゆえに非人道的な方法で封印された、生ける兵器の総称である。

禍津ノ兵器ナギは冷たい鎖の中で目覚めた。記憶がない彼に残されたのは、自分の名を刻んだ管理タグと、「自分は道具である」という、すべてを諦めきった虚無の感覚だけだった。

そんなナギを救い出したのは、謎の組織『アカツキ』のリーダー、セフィラと、現実主義者の剣士アルヴィン。

彼らの目的は、兵器を「人間」として解放すること。しかし、ナギの心は動かない。

ナギの右腕には、触れたものを砂のように崩壊させ、一瞬だけ再生させるという禍津ノ力が宿る。しかし、この力は制御不能で、彼の感情と呼応して右手が黒く異形化し、周りのものを壊してしまう。

「わかった。僕は道具だから、言われた通りにするよ」

ナギは、アカツキの「一緒に戦ってほしい」という誘いを、自分に与えられた新しい「命令」だと勘違いし、彼らに同行することを決めます。

「道具」としてしか生きる術を知らない少年ナギが、自身の異形の力、そして人間として生きる道を探し始める、ダークファンタジー戦記、開幕。
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