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雷の勇者と鋼の英雄 〜世界を変えると誓った兄弟は、やがて敵対する〜  作者: ちぇ!
法国編 ーー勇者の誓いと黒雷の器

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50/60

五十、灰銀の少女の正体

通された会議室は、いかにも「軍議用です」と言わんばかりの部屋だった。

 長い卓。壁際の地図台。墨壺と木札。椅子は硬そうで、空気も硬い。


 ――なのに、卓の中央だけは別だった。


 並べられた料理から、湯気が立っている。


(豪華な飯があるだけで、人間はだいぶ理性を取り戻す)


 俺、エリシア、グラトス、カタリナ。

 向かいに、北聖騎士団団長ランベール・クロイツ。

 東聖騎士団団長デュラン・ガスパール。

 その隣に、例のフードの少女が静かに座っていた。


 ――そして、まずは食う。


 黙ってがっつく。戦場帰りの胃袋に、熱い汁はそれだけで勝利だ。

 ちゃんとした飯は、やっぱりうまい。舌より先に、心がほどける。


 箸が落ち着いた頃、世間話がぽつぽつ混ざる。

 名前。出身。名産。得意な魔法。武器の癖。

 軍議の前の“呼吸合わせ”みたいな時間だった。


 食べ終えると、エリシアが背筋を正した。


「……そろそろ、話を進めましょうか」


「ああ」


 デュランが頷き、席を立つ。

 椅子の脚が床を擦る音が、やけに大きく聞こえた。


「まずは私から報告する。東聖騎士団は――魔族の軍勢に、半分近く削られた」


 一気に空気が締まる。

 料理を食べ終えてからで良かった、と本気で思った。空腹のまま聞いたら胃がひっくり返っていた。


「相手は青龍――フェルディナン=ル=マルシャン。セレスティアからセレノスへ向かう道中で遭遇した」


 デュランは淡々と続けた。淡々としているのに、言葉が重い。

 “抑えている”というより、“抑えなければ崩れる”声だった。


「翠嵐と暗影の合わせ技。あれは“枢機卿”なんて肩書きで呼べる代物じゃない。……戦闘そのものを娯楽にしてる化け物だ」


 そこで一拍置いて、続ける。


「それに、配下の部隊運用がいやらしい。前で暴れさせて釣って、崩れた背中を刈る。こっちは“戦ってるつもり”のまま、手足から落としてくる」


 俺の脳裏に、霧の中で隊列がほどけていく光景が勝手に浮かんだ。

 戦いじゃない。解体だ。


「軍は大まかに二つ。囮と、本命」


 デュランが指を二本立てる。指先が、ほんの少しだけ震えていた。


「囮は雑多だ。操られた騎士、異端狩りの残党、飢えた盗賊……死体すら混ぜる。使えるものは何でも使う。そいつらがあちこちで暴れ、逃げ、噛みつく。こっちは放っておけないから“対処”する。追う、守る、止める――そのたびに隊列が薄くなる」


「気づけば、部隊はどんどんバラバラに散らされている」


 さらに声を落とした。


「散らされた小隊を、合流する前に精鋭が回り込んで“順番に潰す”。伝令が帰ってこない。隊長が返事をしない。合図も届かない。――恐怖だけが先に走る。各小隊は『守れ』『追え』『退け』をそれぞれ正しく選んでるのに、合流点が全部塞がれてる。気づいた時には全体として負けている。そういう崩し方だ」


 ランベールが低く唸った。


「……東の柔軟さを、逆に折りに来たか」


 デュランは、ほんの一瞬だけ視線を落とした。

 そこに何が見えたのか、誰も聞かなかった。


「……俺たちの動きは、妙に噛み合いすぎていた。誰かが流したのか、暗影魔法で“覗かれて”いたのか――どっちにせよ、筒抜けだったと考えた方がいい」


 デュランは一度、ゆっくり息を吐いた。

 吐いた分だけ、感情を喉の奥へ押し戻すみたいに。


「元々、東聖騎士団の任務は、魔物討伐や要人護衛みたいな“少数で組む戦い”が多い。固まって動くとなると、どうしても現場の判断が先に出る。――それが、青龍の餌になったのかもしれない」


 ここまで言って、デュランは言葉を止めた。

 ほんの一拍。だが、その間がやけに長い。たぶん――落ちた仲間の名前の分だ。


「……だが、分断され、壊滅する寸前で――ある方に助けられた」


「そこから先は、その方の指示のもとで動いた。追い方、見抜き方、潰し方……全部だ」


「おかげでセレノスまで生きて辿り着けたし、街に潜んでいた魔族も、きれいに炙り出せた」


 デュランはそこで言葉を切る。

 視線が、隣のフードの少女へ向いた。


「――なにを隠そう。この方が」


 フードの少女が、すっと立ち上がる。


「……」


 空気が張った。

 デュランの声が止まり、部屋の視線が一斉にそこへ集まる。


 少女は両手でフードの縁をつまみ――ぱさり、と外した。


 長い耳。灰銀の髪。白磁みたいな肌。

 エルフだ。外見は、どう見ても少女。


 少女はくるりと回って、にこっと笑う。

 そして場違いなくらい軽く、指でピースを作って目元に添えた。


「リゼリアと申します。よろしくお願いしますっ。きゃはっ」


 ……きゃは?


(今、きゃはって言った?)


 カタリナが、間髪入れずに切り捨てる。


「……嘘でしょ。エルフなのは分かるけど。こんなガキに救われたって、どういう冗談?」


 その瞬間、デュランの口元が――ほんの僅かに引きつった。

 胃のあたりを殴られた人間の顔、ってやつだ。声にならない「やめろ」が、表情だけで出ている。


 少女の笑みが、すっと消えた。


「……こんなガキとはなんじゃ」


 声が低い。可愛い顔から出る音じゃない。年輪の入った怒鳴りだった。


「それと――お主」


 少女の視線が、カタリナを足元から肩までなぞり――胸元で止まる。

 値踏みじゃない。測定だ。


 一拍置いて、斬る。


「普段から胸の谷間をさらけ出しとる奴はな、頭まで浮つく。脳に行くはずの栄養が、全部そっちに吸われるからじゃ。――覚えとけ、この“脳無し喋りの胸でしゃばり女”が!」


「誰が脳無し喋りの胸でしゃばり女よ!!」


 カタリナが椅子をひっくり返して立ち上がる。

 ガタン、と会議室の椅子が悲鳴を上げた。


「どうどう。落ち着いてください」


 エリシアが、いつもの落ち着いた声で言いながら、淡々と胸に手を添えてカタリナを抑える。

 ……“どうどう”って、普段のエリシアの辞書にない。馬か牛をなだめる時のやつだ。


 俺は一瞬、思った。


(今の、要するに牛扱いしてるってことだろ? 嫉妬混じってない?)


 もちろん、口には出さない。命が惜しい。


 同時にグラトスが、倒れた椅子を起こしながら割って入る。


「まあまあまあ! ここで殴り合いになったら、椅子が可哀想でありますぞ!」


「椅子の心配すんな!」


 俺がツッコミを入れたところで、デュランが真顔のまま――胃の奥が痛いみたいな声で言った。


「……すまない。最初に言っておくべきだった。リゼリア様に“ガキ”と“胸が小さい”は禁句だ。よろしく頼む」


(禁句の方向性が、やけに現実的すぎる……)


 少女が「ごほん」と咳払いした。

 さっきの“きゃは”はどこへ消えたのか、目つきが一気に偉そうになる。


「やめじゃやめじゃ。おふざけはもうやめじゃ」


 そして、まっすぐ俺を見る。

 その視線が、刺さる。――笑ってない。


「……お主が、王国に出現したという勇者じゃな?」


「そうだ。ミルテ村出身のジークだ」


 名乗った瞬間、少女――いや、大賢者の目が、ほんの少しだけ細くなった。


(……見てる。俺の顔じゃない。俺の“中身”を量ってる)


 リゼリアは顎に指を当て、ぶつぶつと独り言みたいに言い出す。


「……半年ほど前じゃ。王国の北での、“戦友と同じ匂い”を持つ男に会うた」


 冗談みたいな顔のまま、声だけは妙に真剣だった。


「年は違う。じゃが顔も骨格も似とる。――それに、気配が同じじゃ。背中の癖、呼吸の間、立ち位置の取り方……全部、あの男と重なる」


 淡々としてるのに、内容が怖い。観察の精度が高すぎる。


「子孫じゃろうな。血が濃いんじゃろう」


(……やっぱダリウス、レオニスの子孫で確定っぽいな)


 俺が内心で確信を固めたところで、リゼリアが視線を戻した。俺に。


「……が、ジーク。お主は以前の勇者とは容姿がまるで似とらん」


「俺は勇者なんて大それたもんじゃない。ただ雷の魔法が使えるだけだ」


 言い訳みたいに聞こえた自覚がある。

 でも、口が勝手にそう言った。


 リゼリアは鼻で笑う。


「ふん。隠そうとしても分かるわ……その無尽蔵な魔力量。確かに“勇者”じゃろう」


 そして、追い打ちのように言葉を足す。


「容姿は違えど、喋り方、立ち振る舞い……今の言い分。どこか、以前の勇者の雰囲気と噛み合う。……これも、さだめかの」


 ……たった数分。

 それだけで、ここまで見抜く。


 胸の奥が、妙にざわついた。

 感心――より先に、警戒が立つ。


(……俺がロウ・ボルトの転生者だと知ったら、リゼリアはどう思うんだろう)


 その空気を切り裂くように、エリシアが一歩前へ出た。

 背筋が伸びる。声も、目も、完全に“政務官”のそれだ。

 雑談の温度が、会議の温度に塗り替えられる。


「リゼリア様。お尋ねします」


 言葉は丁寧。けれど、逃げ道は用意しない言い方。


「北方のエルフの大賢者ともいわれる方が、なぜ人の国の中心部まで? ――目的は、魔王ですか」


 リゼリアが、面白そうに目を細めた。


「お主、鋭いのう。そうじゃ」


 部屋の温度が、一段下がった気がした。

 湯気が冷たく見える。


「魔王が復活しおった」


「五百年前、勇者が封じた魔王の祭壇を発見した。そしてワシも封印術を“上から”重ねがけしてな。それが解けたのを感じて、様子を見に来た。……で、この有様じゃ」


 デュランが、重く続ける。


「恐らく――法王に憑依している」


 しん、と音が落ちた。

 誰もすぐには言葉が出ない。


 その沈黙を切るように、リゼリアの視線が俺の腰へ落ちた。


「……懐かしいのう」


 指先が、剣の位置を“当てる”みたいに止まる。

 神滅聖剣カムナギ。


「出会い頭に気づいとったが、カムナギはもう持ち合わせておるようじゃな。……それは正しく、勇者が握るべき聖剣じゃ」


 カタリナが眉を跳ねる。いつもの強気が、一瞬だけ薄まった。


「……え。カムナギのこと、知ってるの?」


 リゼリアは当然みたいに頷く。


「当たり前じゃ。世に災いをもたらすものを倒すため、女神が作ったとされる――神威三聖具カムイさんせいぐじゃ」


 そう言って、指を三本立てた。

 一本ずつ、昔話みたいに落とす。


「神滅聖剣カムナギ。災いの闇を“切る”」

「神護聖盾アマテリア。災いの闇を“断つ”」

「神宝聖珠ヤツミタマ。命と魔力を“上げる”」


 言い終えると、リゼリアは胸元のペンダントを持ち上げた。

 勾玉が淡く光る。……やっぱり、ヤツミタマだ。


 カタリナが、目を見開く。


「……やっぱり、重大な剣だったのね」


 ――そうだぞ。そんな剣を俺に放り投げたんだ。

 言いかけて、喉の奥で引っかかった。


 カタリナの顔が、珍しく冗談抜きで――どこか悲しげだった。


(……ああ。そうか)


 あの剣は、カタリナにとって“ただの武器”じゃない。

 父から託されたものだ。法王の名と一緒に、重さごと。


 俺の腰のあたりが、急に重く感じた。

 さっきまで馴染んでいたはずの柄が、ひどく冷たい。


 ……軽口で揺らしていい立場じゃない。

 レイが握って、法王が守って、カタリナの父が託して――最後にカタリナが俺に委ねた。

 たくさんの意志が、一本に束ねられて俺の腰にぶら下がっている。


 柄が、冷たい。

 冷たいのに、逃げられない重さがある。


 ――俺は言葉を飲み込んだ。


 エリシアが、思い出したように淡々と言う。


「アマテリアは……王国の玉座の裏に飾られています」


 リゼリアが、ほう、と小さく頷いた。


「ほう。魔王を倒すつもりなら――確実に手元に置いておくべき代物じゃな」


 エリシアは即座に現実へ引き戻す。


「しかし……王国の宝を貸し出すかは不確定です。政治的な混乱も――」


 リゼリアが鼻で笑った。


「隣国が滅びかねん状況で貸し出さない王がおるなら、愚王じゃ。どのみち長うは続かん。奪い取ってしまえ」


(物騒すぎるだろ、こののじゃロリ)


 ――と言いそうになって、飲み込む。


 俺の脳裏に、アルトリウスの顔が浮かんだ。

 馬鹿じゃない。むしろ話せば分かってくれる。……たぶん。


(問題は“王国へ戻る時間”と、“今ここで崩せない戦線”だ)


 卓の上の地図が、急に重く見えた。


 白虎は倒した。だが四天王はあと三人。

 青龍はもう動いている。朱雀と玄武だって、今どこで何をしていてもおかしくない。

 法王も大神殿も――時間が経つほど、被害は増える。


 そして、ここにいるのは五百年前の大賢者。

 もし“戦友と同じ匂いの男”が本当にダリウスなら――魔王討伐に引っ張り込みたい。いや、引っ張り込まなきゃ勝率が下がる。


(……駒は揃い始めた。けど、並べ方を間違えたら全滅だ)


 俺は息を吐いて、皆の顔を見回した。


「まずは……まとめる。魔王復活。法王に憑依。枢機卿たちが四天王として暗躍。西聖騎士団は団長レオンに操られている」


「そして――魔王を倒すには、カムナギとヤツミタマだけじゃ足りない。アマテリアが必要だ。王国へ戻って、それを持ち出す必要がある」


「そういうことじゃ」


 リゼリアが頷く。

 そして、次の瞬間には当然みたいな顔で言った。


「あと、勇者の仲間として並ぶなら、お主らはまだ力不足じゃな。鍛えてやろう」


 ずばり、言い切る。


 まずグラトスを見る。


「そこの丸い子。内に抱えとる魔力量は悪くない。お主にはアマテリアを使わせる」


「丸い子とはなんでありますか! ……いや、神器を預かるのは光栄でありますぞ!」


 次にエリシアへ視線が向く。


「そこの聡い子には、このヤツミタマを貸す」


「……よろしいのですか? それはリゼリア様の――」


「よい。今回は後ろで見ておるつもりはない。ワシも勇者と並んで、前で戦う」


 リゼリアの声が、そこで少しだけ沈んだ。


「前回は、それができる実力がなかった。唯一の後悔じゃ」


 部屋の空気が、ほんの少しだけ変わる。

 冗談みたいな姿の奥にある“重さ”が、そこでようやく見えた気がした。


 そして最後に、カタリナへ向き直る。


「脳無し乳有り娘には、これかの」


「脳無し乳有り娘ってなによ! カタリナって名前がちゃんとあるわ!」


 リゼリアは気にせず、異空間から一本の剣を引き抜いた。


 俺の息が、止まりかける。


(……あれは)


 古い。だが、気配が死んでいない。

 五百年前、俺が魔王と戦うために握っていた剣――。


「これは五百年前の勇者が使用していた聖導剣シラヌイじゃ。使いこなしてみせよ」


 カタリナの反応は一変した。


「ゆ、勇者の剣!? え、ちょ、え、つまりそれって……期待されてるってことよね? ありがとうございます!」


 現金なやつだ。

 そう思って、少しだけ笑いそうになる。


 デュランも、やや誇らしげに立派な槍を持ち上げた。


「私も以前、一本いただいている」


 リゼリアはそのままランベールを見る。


「そこのデカいのには……」


 ランベールは視線を受けると、静かに自分の剣へ手を置いた。


「俺はこれでいい。代々伝わる物だ。替える気はない」


 短いが、妙に重い言い方だった。

 ランベールらしい。


 グラトスが羨ましそうに皆を見回す。


「某もアマテリアを早く手にしたいであります!」


 そして最後に、みんなの視線が俺へ向いた。


「最後にお主には……そうじゃのう」


 リゼリアが、わざとらしく首を傾げる。

 お、俺にも何かくれるのかと期待したその瞬間――


「まあ、お主にはカムナギがあるから、別によかろう」


 こいつ、絶対わざとやってる。


 ガクッと分かりやすく項垂れると、皆が笑った。


「ほれ。お主が勇者なら、これからの方向性を決めよ。斜に構えているのが格好いいと思ったら大間違いじゃぞ」


(こいつ……相変わらずだな。五百年前から)


 俺は、笑いそうになるのを堪えて真面目な顔を作った。


「いいだろう。まずは、これだけは絶対にやらないといけないことがある。そして、これが魔王を倒すための足がかりになる。かなり重大な試練になるだろう」


 ごくり、と皆が息を呑む。


 覚悟はできたようだな。


 俺は、ゆっくりと言った。


「――それは、宴会だ」


「……は?」


 一瞬、会議室の空気が止まる。


 俺はそのまま、堂々と続けた。


「約束だったからな。士気を上げるためにも、今日は酒と料理で大いに盛り上がる。北と東と術皇の親交会も兼ねる。今日はなにもかも忘れて騒ごう」


「賛成!」


 真っ先にカタリナが手を挙げる。


「よい試練ですね」


 エリシアが微笑んだ。


「盛り上げますぞ!」


 グラトスが即座に拳を突き上げた。


 ランベールは短く頷く。


「……皆に伝えてくる」


 それだけ言って、もう席を立っていた。早い。こういう時だけ動きが俊敏だ。


 デュランも口元を緩める。


「いいだろう。我ら東聖騎士団の酒の強さを見せてやろう」


 リゼリアは面白そうに笑った。


「ホッホッホ。では勇者ジークが、酒にどの程度耐えるか見せてもらうかの」


 ――会議は、いつの間にか宴会の準備会議に変わっていた。


 魔族との争いがまた始まれば、次こそ地獄になるだろう。

 なら今夜くらいは、生きてる連中でちゃんと笑っておくべきだ。


 こういう夜があるから、人はまた戦える。

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