第一章 第九話 綺麗な落し物
第八章の続きです。
〜あらすじ〜
突然、先代萩と言う人物から荷物が届いたり、いきなり難しい魔法が使えたため質問責めにあったり、朝から忙しい楓奏と椿であった。
試験まであと二日。
実際に自分達で試験をしてみて、ゲームをしていて魔法の呪文や実戦で使える作戦などを知っていた事が良かったのか、自分達では合格の基準にいっていた。まあ、念には念をと復習がてら図書室に行ってみると、凄い数の他の寮生がいたため実戦場や理科室、運動場などどこに行っても人、人、人。
そんな中、通りかかったグレイン学園長にお使いを頼まれ、正門に向かっている今この頃。
[フィンフォニア学園の中にいるなんてあの頃は考えもしなかった]ふと正門に繋がる道を進みながら今まで考えていた事がこぼれた。[私はここでメイドになって裏設定が見れるなんて思っていなかったかな]私の顔を覗き込んでいじわるそうな顔をしていた。[裏設定!じゃあ、あの寮長達の一年生の時を知ってるの!]早口になりながらも聞くと返ってきたのは[そだね、そうなるね]曖昧な返事だった。てゆーか…((道長くね))正門に出て町を上から見てまだまだかかりそうだと私達は思うのだった。
ファンタスティックマジカル。本名、ファンタスティックアルカナandマジカルカントリー。その国は魔法が使える者と使えない者が共存する世界の中、魔法が使え将来、花を咲かせる者が集められる大魔法師によって収められる国。
他の国の上にたち、神のお告げによってなりたつ不思議に満ちた国で、他の国の誰もが逆らわなく戦争も起きた事のない。
数年前、神のお告げによって一人美しい女神が現れた。金色の髪に真っ白な服に身を包んでいて、これまた不思議、顔をみた事がある人はいなくめった喋らない女性。喋るのは神のお告げのみ。ボソッとなにかを言うのだが、意味が分からない。[あの子は今どうしているの…]とは。
[おっも!よく女性に持たせようと思ったねーあの学園長!]お使いのメモを見ながら買っていくと結構の量になってしまった。だったら…[一般人に魔法を使うのではないからいいでしょ、魔法使おう]いくらなんでも十袋は多いすぎて何に使うのか聞いてくれば良かったと思いながらも目立たない所で[踊れ、ウィンド]と小さな台風をイメージして言うと、風で袋が浮いた。[早く帰ろー疲れた][帰ろ帰ろ…ん?]動かした足に何かあたり見てみると、涙の形をしていてる宝石のような物だった。[なにこれ]と思い椿をみるとダッシュで帰って行っていたため、それをもって急いで椿を追いかけていった。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
漢字などの間違いがあればすいません。
ぜひ次回も見てみてください。それでは。