第一章 三話 全ての事の引き金
第二章の続きの第三章 全ての事の引き金 です。
今回から一章づつを長くしていきます。
やがて眩しかった光が無くなり目をあけた。すると
[え…]誰か何かの間違いだといってくれる人はその場にはいなかったがどう考えてもおかしい、何かがおかしい。私が死んでしまっていたのならここに大勢の人が居るわけないし、-ゴンッ-[んっ?何かにぶつかった?]慌てて後ろを振り向くと[これは、あの!?]一瞬自分がどうかしてしまったと思ったがどうもしていないとすぐに分かったのかは分からないが今は(ここにこれがなぜあるのか。)その事が頭の中を支配していたからかもしれないけれどここにこれがあるのならば[私は生きている]そう思えたのが一番嬉しかった。全ての事の引き金が私の後ろにあったのだから。
すると後ろから声をかけられ前を向くと黒いローブのような物を着ている大勢の人達が私を見ていた。
(う、視線が)いくらパーティーで目立っているとはいえこの数は比では無いと思っていると[お待たせ致しました。最後の一人が到着しました。]と代表っぽい人の声が響いた。[最後の一人って…]どこかで聞いた事のあるセリフだった、どこかは知らないが。それでも何とか思い出そうと頭を抱えていると
私の後ろから[こちらを向きなさい。]と引き金から声がかかり私は後ろを振り向いた、そうあの時入った大きな鏡の方へ…。
会場内から《嘘だろ》《声が聞こえた》などの声が聞こえざわめきがおきていた。が、そんな事よりも
[ここはどこですか]そう大きな鏡に聞くのが先だ。
本当だったら今から問い詰めたいと思うが(こんな時こそ冷静で居なければ)そうしなければいけない
と自分を落ち着かせ大きな鏡をまっすぐな視線で
見た。すると[まぁまぁ落ち着きなさい。新入生よ
。しかし変わった子だなあ女装をしているなんて]
ははっと少し笑っていたが何を言っているのだろうこの大きな鏡は[何かに勘違いされてると思うのですが。]女装だなんて、こっちが笑いそう。少し笑いながら言ってしまったが大丈夫だろうか。
《あはは、こっちが何言ってんのって言いたいんだけど、お前って男だろここに女が来れるはずないし》その途端会場内が大爆笑に包まれた。(何を笑って…ん?んん?)女がここに来れるはずがない(来れるはずがない!!??)じゃあなんで女の私がいるのおかしいおかしい。
またまたパニックになっていると大きな鏡から声が聞こえた。[まさか女ですか!]女ではないといってほしいと願っているように聞いてきた問に[ええ、そうです私は女です。]即答した。その瞬間《は?なんで女がいんの?》
-シーーン-と静かになった。いや、なってしまっただろうか、(私何かいった?)頭の中が?でいっぱいになり混乱しているとまた目を閉じてしまった…。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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