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Infinity Star World  作者: 北杜 双鮭/鵜戸 瑞琉
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4.対グマイ星戦争(2)

今回は鵜戸 瑞琉が書きました。

「……………へ?」


俺は巨大な戦艦を見て間抜けな声を出していた。


「しおん様!歩兵軍だけでは こちらが負けてしまいます!」


ここ歩兵軍しかないの!?流石にそれはやばい。


「戦闘機かなんかあるよね?あるなら早く用意して!」

「あ、あるにはあるんですが…1機しかないので…」

「何でぇ!?なんで1機しか無いのぉ!?」

「ついでに操縦可能な者がいないので…」

「いないので…じゃねええぇぇぇぇ!訓練させとこうよぉ!もう、乗れるやついないんなら、俺が乗っちゃるわああぁぁぁぁぁ!」

「しおん様、危ないですよ。」

「俺以外誰がいるの?乗れるのいないんなら俺がやったるわ!」

「わ、わかりました。今すぐご用意致します。」


「……」

戦闘機がご用意された。やべえ、蜘蛛の巣張ってるぞ。しかも、少し錆びてる。もうこれ、見た感じ大丈夫そうに見えないんですけどっ!敵に突っ込んでいったらすぐ壊れそうだよ!


「どうぞ。」

「どうぞ。じゃねええぇぇぇぇ!壊れそうじゃんか!大丈夫なの?」

「その点はご心配なく。耐久性テストで王水に漬けても壊れず、爆弾で爆破しても壊れませんでした。」

「……」


さらっといったけどやばいわっ!何その耐久度。しかもいつの間にか耐久性テストしてるし。でも安心だ、この耐久度がありゃぁ。そして俺は、戦闘機の中に乗り込んだ。

おっ、意外に俺にフィットするぞ。しかも、ソファみたいにふわふわだ。


「しおん様ぁ!乗り心地はぁ、どうでしょうかぁ?」

「おう、乗り心地めっちゃいいぞぉーーー!」

「そうですかぁー!それでは戦場へどうぞぉー!どうかーご武運をぉー!」

「ご武運をぉー!じゃねーよ!操作方法を教えろよぉぉーーーー!」

「操作方法なら、そこの電子説明書をお読みくださぁーーい!」


え、電子説明書あんの?!な、なら見よ…。

はい、操縦できると思いま〜す。というわけで


「起動!」


ウウーーーーーーン

動き出した!あとはaボタンと十字(上)ボタンを押して…ってこれゲームのコントローラーか?!なんだよこの操縦桿。ボタンとスティクがあるよ!世のすべてのゲームコントローラーを合わせたもんなんじゃね?まあいいや、戦に行かねば。


「星王しおん、参戦致すうぅぅぅ!」

「なんだなんだ?!」

「なんかこっちに来るぞおぉぉ!」

「うひゃ!げ、迎撃だあぁぁぁ!迎打てえぇぇぇ!」


お!敵軍が少し慌ててるぞ!やった!ってしおん星グゥゥンなんでお前らが慌ててんだよ!しっかりしろよ!ん?敵が、おおう打ってきたぞ!よし、避けてと。そして打ち返すぞ! ポン!ポン!

ん?何この音売ってる気がしないんだけど…もう一度売ってみよう。

ポン!ポン!ポポポポーン!


「……」


打ててないの?!

ポン!

いや、弾出てる!打つ時の音なんでこんなのなんだよ?!絶対威力ねーだろ!

ポン!…お、当たった。


ドゴオォォォォォォォォォォォォン!


「……威力強っ!音と威力のギャップがすごい!なんだよ!威力にあったものを作れよ!」


「何だあの音と威力……」

「撃たれたら一発で死ぬぞ…」

「っ!お、俺は逃げるぞ!家族がいるんだ!」


敵は…お、怯んでんな。よし今が攻め時だ!


「サーレンさーん、今攻め時だと思うよー。」

「そうですか?そしたら、しおん様頑張ってください!」

「…。頑張ってください!じゃねえぇぇぇよ!歩兵軍に指示出せよおぉぉ!軍師だろ!軍師ぃぃぃぃぃぃ!仕事しろよぉぉぉぉ!」

「ビ、ビクゥゥゥゥゥゥ!は、はい!しょ、承知しましたぁ!歩兵軍突撃ぃぃぃぃぃぃ!」


ビ、ビクゥゥゥゥゥゥ!ってなんだよ!ただ、しっかり仕事するんだなあ。戦開始から結構経ったな。敵の雑魚兵もほとんど片付けた。あとは大将だな。

サーレンさんが敵に向かって話し出した。


「グマイ星軍の大将よ!出て来たまえ!こちらの大将と一騎打ちしてもらう!」

「わかった。なら、そちらも大将を出して貰おう。場所は我が戦艦内で行う」


お、一騎打ちか。てか、うちの大将って誰?


「しおん様!あちらにどうぞ!」

「えっ、なんで?」

「しおん様がこちらの大将ですから。」

「ん?なんて?」

「ですから、しおん様がこちらの大将ですから。」

「聞いてねぇぇぇぇ!なんで!なんで俺が大将?!そして一騎打ち?!なに使うのさ!」

「剣です。」

「剣かぁ。まあ剣は使えるけど…やってみるか。」

「ではしおん様、あちらに。」


そして、俺は敵艦(でかい)の中に入る。そこには、椅子に座っている男が居た。


相手の大将なのか?周りに人は居ない。


「オメーがしおん星の大将か。ふん、弱そうだなあ。」

「……」

「なんか言えよ!」

「……始めるか。」


俺は下段で構える。その構えに相手は「なんだその構え。」とか言っていたがそんなのは無視。

俺はゆっくり前に出て相手の攻撃に備える。

敵が来た!のと同時に剣を上げ相手の攻撃を受ける。相手が後ろに下がり体制を整える。なんてことはさせねぇぇぇぇ!中段で構え突きを放つ。それをギリギリでかわし俺の後ろに回る。攻撃が飛んで来た。その攻撃をかわしながら剣を振る。少し当たった!結構なダメージを受けたみたいだ。


「チッ、今回は退散だ。テメー、次は殺してやるからな。」


そう言うと、その男は奥に引っ込んだ。


「おい!まだ勝負は……


そう言おうとした瞬間、

「ウウゥゥゥゥン、この戦艦は後1分後に爆発します」

「あ、あの野郎!逃げやがった!」


外にはさっき戦った男がもう脱出していた。急いで俺も脱出する。


ドアアオーン


戦艦が爆発する。あー勿体無い!


その戦いから5分後。グマイ星軍は逃げていった。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



「仕留め損なったか……」

「すみません!もう一度チャンスを……」

「ああ、幾らでもチャンスはある。何度でもやってくれ。だが、期限はあるぞ。」

「……はい」

「出来なかったら………分かってるな?」


「はい。」


この宇宙の何処かである計画が進行している事をまだしおんは知らなかった。

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北杜 双鮭の小説 転生したら魔核でした〜最強の配下達と異世界制服〜 https://ncode.syosetu.com/n2290er/ 鵜戸 瑞琉の小説 特能剣士、異世界で頑張ります。 https://ncode.syosetu.com/n2202es/
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