三章 弟奪還と仲間増やし
登場人物紹介
守蛇 止時
高校三年生 十九歳 誕生日 十二月三十日
大体は兄と同じ
個性 Timestop
神は付いていない
俺はかなりヤバい状況に陥っている。
『以前に重力持ちの奴がいたがそいつとはまた違うのか?』
『あぁ。以前の奴は自分の二倍の重力しか操れなかったが今回はそうじゃないらしい。』
『と言うと?』
重い空気が俺を押しつぶそうとしている状況だが神に尋ねられないわけではない。
『今回の奴は自分の重さの何十倍も空気としてかけることが出来る。』
「・・・やっと面白くなってきやがったぜ。」
「何をこの状態でほざいている?まさか諦めが付いたのか?」
「勘違いすんな。貴様を殺すのに一分もありゃ足りるわ。」
「言わせておけば!」
空気が先程より重い。かなりの重量がかかっている。
「重力がかかっていようが・・・・・・」
「おいおい冗談だろ?」
相手はハハハと笑う。重さ的には多分トラックぐらいか。踏まれたことないが。
「立てないことは無いな。」
俺は立ち上がった。身体が裂けそうな重力。痛いが弟を助けられない方が余っ程心が痛む。
「貴様の人生もここで尽きる。ここがお前の墓場だよ!重力野郎!」
俺は右脚を刃付きの龍腕に変えて相手の身体をばらばらに斬り裂いた。もはや喋る時間も無く。細切れになった。
「残り二人。お前も死んで行った奴らの所に送ってやるよ。すぐにな!」
そう言いつつも体力が少ない。食べ物も食べていないため動きがちょっとづつ鈍くなってきている。
「ならば・・・・・・お前らを喰う。」
「次は俺だな。」
そう名乗りを挙げたのは少し痩せ細った男。
「俺の名前は威儀囉 電司と言う。名前だけでも覚えて逝くといい。」
挨拶早々攻撃を仕掛けてきた。電司と言う男の周りが嗶哩嗶哩となり始め次第には電気が見えるようになって来た。
個性は電と見る。
『こりゃ楽勝だわ。』
『そうだな。お前に与えた個性より雑魚だ。あの世に送ってやれ。』
神と少々会話を交わしてから相手に向き直る。
「感電して死ね!」
電気を右手で受け止める。イメージで全てが決まる俺の個性。電気を自らの物として剣にするイメージ。
『まさかここまで個性を使いこなせる様になっていたとは。こいつ本当に俺達を越して頂点に立つかもしれないな。』
毒には毒を。電気には電気を。電気を剣に変化させた。
「電獣斬 ライキリ」
なんとなく技名を付けてみたが以外に恥ずかしいものだ。
それはともかく相手に攻撃を仕掛ける。右上から相手を切り裂く。だが、電気で防御された。でも相手もこれは予想外だったようだ。二激目。左下から往復する様に身体を斜めに切り裂く。片方は電気を直で浴び灰と化した。
「さぁ、最後はお前になったな。瞬時。」
「では、殺り合うとしましょうか。龍神。」
早速距離を詰める俺。電獣斬を横から裂くように振る。やはり瞬間移動なだけに攻撃は避けられた。後から拳銃で撃たれた。銃声のおかげで防ぐ事が出来た。
次は最も早く。電獣斬を手放し、全てを人間の部位に直した。
「あらあら。戻すんですか?それじゃ私は倒せませんよ!」
瞬間移動で目の前まで接近された。
「賭けだ。」
俺はそう言って瞬時の顔を掴む。顔を掴んだまま床に叩きつける。だが瞬間移動で回避される。
「なら・・・」
背負投だ。脚の神経に龍の脚力を加えた。
敵は上だ。敵が降りてきた瞬間に方を付ける。案の定敵は降りてきた。目に見えない速度で背負投をする。見事ヒットし、相手は気絶した。
「ふぅ。やっと終わった。」
俺はそう言い弟を縛っている錠を割る。
これで弟救出は成功。
相手が目を覚ました。
「目を覚ました直後で悪いんだがな。俺達の仲間になってくれ。」
「ど、どういうことだ?」
相手はイマイチ状況を把握出来ていないらしい。
「お前の個性はかなり良い。俺達と共に龍を滅ぼしてほしいんだ。」
後は了承を受ければこの件は方ずく。
「・・・・・・・・・」
「わかりました。協力しますよ。龍神。止時。」
これでこの件は終了。
この後食料調達をして、食事をして、野宿して、仲間探しを再開した。




