感情は僕を飲み込む
僕(真吐:まと)の中には何人かの(感情)がいる。
そいつらは僕を飲み込む事で形を成す。
これから話すのは、僕を飲み込んで形を成した
“感情達”。文章が滅茶苦茶になっている可能性が高いけれど、みてくれたら嬉しいな
初めは、この僕真吐の話。
初めまして。
(淡く青い瞳をした単眼が、あなたの前へ。
見た目は瞳以外人間そのものだ。男とも女ともつかないショートヘア、スーツ姿で、あなたの隣へ座る)
僕は真吐。真に吐くと書くんだ。変わってるかな?僕は気にしたことないけれど。
それで、君は何を聞きに来たの?
・・・へー、“君も”僕とは違う感情にあってみたいんだ?
(単眼は一瞬、嫌そうな顔をしたが、
すぐに申し訳なさそうな顔をする)
・・・申し訳ないんだけれど、今は出来ないかな。
どうしてって、感情は簡単に姿を表さないから。今度、機会があれば見られるよ。でもきっと、君はわからないと思うよ。“姿が全く異なっている”からね。
・・・少し長く話しすぎたかな。
“…私、用事があるのでさきに失礼しますね”
(そう言って去って行った単眼の頭には、さっきまで無かった筈のうさぎの耳によく似たものがついているようにみえた)