引きこもり
俺は片岡博史18歳。職業は高校生。役割は引きこもり。俺はここ6ヶ月は学校に行っていない。初めて学校に行くとき、そりゃあワクワクした。しかし、いざ行ってみると"いじめ""リア充""チャラ男"だらけだった。つまり、俺が関わりをもちたくないものがその学校に勢揃いしていた。だから、引きこもりになったのだ。あんな学校2度と行くものか。俺はそんなことを思いながら、今日もまたコンビニへ足を進める。
『いらっしゃいませー』
定員の声。自動ドアの開く音。こんな音は聞き飽きた。いつも通り、パンと飲み物。そして、漫画を買い、コンビニを出る。外に出ると、お店の前にたむろっていた女子高生たちが皆一斉にこちらを見る。変な目で見るわけではない。キラキラと輝いた目で見ている。自分で言うのもなんだが、俺は容姿が結構いい。小中学生のとき、結構モテていた。しかし、その頃は女子にそれほど興味がわかず、告白をされても全て断っていた。俺は片岡博史18歳。職業は高校生。役割は引きこもり。俺はここ6ヶ月は学校に行っていない。初めて学校に行くとき、そりゃあワクワクした。しかし、いざ行ってみると"いじめ""リア充""チャラ男"だらけだった。つまり、俺が関わりをもちたくないものがその学校に勢揃いしていた。だから、引きこもりになったのだ。あんな学校2度と行くものか。俺はそんなことを思いながら、今日もまたコンビニへ足を進める。
『いらっしゃいませー』
定員の声。自動ドアの開く音。こんな音は聞き飽きた。いつも通り、パンと飲み物。そして、漫画を買い、コンビニを出る。外に出ると、お店の前にたむろっていた女子高生たちが皆一斉にこちらを見る。変な目で見るわけではない。キラキラと輝いた目で見ている。自分で言うのもなんだが、俺は容姿が結構いい。小中学生のとき、結構モテていた。しかし、その頃は女子にそれほど興味がわかず、告白をされても全て断っていた。なんであのとき彼女をつくらなかったのかと、何度後悔しただろう。俺はバカな男だ…。そんなことを思いながら家への帰り道を歩いていた。
ドンッ
『キャッ』
『あ…大丈夫ですか?すみません…ボーッとしていたもので…』
俺は顔力をこめ、超イケメン顔で謝った。
『ちゃんと前見なさいよね!このアンポンタン!』
耳を疑った。超イケメン顔で謝ったにも関わらず、その力が効かない人なんて初めて見た。ってか、この子…めっちゃ可愛くね!?金髪のツインテールで、目がクリクリしていて、少しつりあがってる。こんな美少女初めて見たぞ?
『え?あぁ、すみません。今度から気を付けます。』
『ま、まあ、そんなに謝ってくれるなら、許さないこともないけどねっ』
おまけにツンデレかよ!鼻血が出そうだ…。
『あっ、みーかちゃーん!』
『ん?あっ、陽愛!』
向こうから走ってきたのは、黒髪ロングのこれまた美少女だった。今日はすごいなおい。どんだけついてるんだよ。
『もう…探したんだからねっ』
『ごめん…』
『フフッ。とにかく帰ろ?』
『うんっ』
『あれ?この人は?誰?』
黒髪美少女は俺を指差した。
『俺は片岡博史。さっきこの子とぶつかっちゃってね。』
『あぁ、そうなんだ。…よかったら、これから私達のBBQに来ませんか?』
『えっ?BBQ?』
『ええ。BBQって火とか使うでしょ?私達女子には恐ろしくて…』
『じ、じゃあ、行こうかな。』
俺はついていくことにした。
『みんなーっ、ただいまー!!』
皆?ってことは他にも誰かいるのか。
『おかえり…』
『おかえりなさい』
『おっかえりーっ』
『おかえり』
そこにいたのは全て美少女。もうここには全ての美少女の要素が集まっているんじゃないか?
無口の子、ふわふわした子、ポニーテールの明るい子、着物をまとった和系の子。やばいなここ。
ま、とにかく、働かなきゃな。俺は袖をまくり、作業をした。
『はぁぁぁぁ…疲れた…』
今までこういう大仕事をすることがなかったため、ずいぶんと体力を消耗してしまった。
『ありがとうございましたっ』
『あぁ、どういたしまして』
俺は疲れてもなお、笑顔はやめなかった。というか、この美少女たちに囲まれて笑顔を消すことなど俺には不可能だった。まあ、とりあえずBBQを堪能したことだし帰るとするか。俺は立ち上がった。
『あっ…ちょっとまってください!』
『え?』
俺を呼び止めたのは、さっきの黒髪美少女だった。
『あ、あのっ!明日もここに来てくださいませんか?』
『え?なんで?』
『今日…楽しかったんです。…いつも女子だけだから…。たまには男子もいるのもいーなーって思ったんです。だから…』
『いいよ』
俺は即答した。
『っありがとうございます!』
俺は美少女たちに背を向け、手を降った。
明日が楽しみだった。
それが、まさかあんなことになるなんてことも知らず…