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Links / Revolutionized Warfare  作者: やたか
第六章「Battlefield」
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 狩りを命じられた中隊は政府軍の中でも畏怖される存在だった。その過ぎた残虐嗜好は、倫理の失われた世界にあっても、尚、異常であった。


 彼らの日常は、殺戮に支配されていた。

 

 生きるためではない。生きるために殺すのではない。戦い殺すのではない。殺せるものなど、戦えるものなど、此処にはいない。彼らを傷つけられる存在などいなかった。


 何故殺すのか?


 答えはない。


 ただ、そこに生きている人間がいるから殺す。それだけでしかない。彼らは、そうしてきた。ただ生きているだけの人々を犯し、拐い、殺してきた。そこには、憎しみも、怒りもない。ただ、そうすることが、彼らの日常だった。だから、何も考えず、何も感じることなく、そうする。


 食べたパンの枚数を数えることなどしない。


 生殺与奪の権利を行使する存在。この第三世界の絶対的支配者。それが政府軍であり、彼らだった。


 密林を蹂躙していく車列は威を纏っていた。機関砲を搭載した軽装甲車を先頭に、兵員輸送車が続く。四両の兵員輸送車の荷台には、それぞれ十人からの武装した歩兵が息を潜め、静かにその時を待っている。


 彼らに命じられたのは、行方不明となった部隊の捜索、及び、そこに存在すると想定される敵勢力の掃討に他ならない。


 ここ数週間の間、部隊が行方不明となる事件が多発していた。哨戒に出た部隊が行方不明となり、それを追って、調査に向かった部隊が、また行方不明となる。木乃伊取りが木乃伊になる。そんな状況が繰り返されていた。


 軍上層部の動きは迅速だった。現実の被害も無視できないが、それ以上に問題だったのは、風聞であっった。誠しやかに語られる森に潜む幽鬼の噂話は、兵士の間に動揺を広げつつあった。


 統治する者たちは、士気こそが、彼らを支えるものであることを知っていた。だからこそ、捨て置くことはできなかった。強者であることを、証明しなければならなかった。


 全ての憂いを断つために、畏怖されるべきは何者か知らしめるために、精鋭たる彼らは派遣されることとなった。


 踏み込んだ部隊が姿を消していく領域への侵攻。だが、彼らに虞は微塵もない。偵察などという言葉は彼らの辞書にはなかった。ただ、悠然と突き進んでいく。


 愚かなのではない。それは経験によって、実証された戦術であった。家の庭を歩くために武装する者はいない。この国は、この世界は、彼らの庭に他ならない。傲りではなく、それは厳然とした事実だった。この国に彼らに対抗しうる戦力はない。


 幾つかの小隊が姿を消しているという報告を軽視してはいるわけではない。だが、政府軍に敵対する大勢力が存在するというのは、現実的な話ではなく、そして、それは事実であった。


 彼らは、練度の高い野戦部隊が小隊への襲撃を繰り返していると推定していた。それ以外に、考慮するに足る仮説は存在し得なかった。だから、彼らは警戒しなかった。その必要がなかった。如何に精鋭であろうと、如何にゲリラ戦の巧かろうと、圧倒的な数の差を埋めることはできない。孤立した部隊を襲撃することはできても、大規模な部隊を襲撃することはできない。


 戦力、火力によってねじ伏せる。それが彼らの戦術であり、そして、それは極めて論理的な選択だった。彼らには力があった。ただ一方的に狩るために此処に来た。怖れる必要などなかった。そう、なかったのだ。


 彼らが、この地に降り立ったその日までは、

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