実は俺はチートだった!!……とかなら良かった
どうも、長い文章が書けない男、円男です。
長い文章難しすぎないかな??
とりあえず、見捨てずに呼んでくれてる方々、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
「何か御用ですか?リディア王女?」
「いえ、特に用はありませんがその眼のタネを教えていただきたいのですが?」
タネ?ねーよバーカと言ってやりたいが、王女様だし俺へたれだし無理でした。
「ありませんよ。あったとすれば神様の悪戯じゃないですかね?」
少し冗談を混ぜながら言い、そそくさとその場を後にした。
さて、どうやって逃げればいいかな?
なぜか俺の部屋の外は兵士が四人くらい立ってるし、リディア王女から逃げた後侍女さんに捕まって案内された部屋は二階だし。
あれ?俺詰んだかな?
まぁいいや、きっと真剣ではやらないだろ。
……刃が潰してある剣でも当たり所が悪かったら死ぬんじゃない?
どうしよう、いやマジで。
軽いノックの音と共に侍女さんの声が聞こえた。
「ナナシ殿お時間です。中庭までご案内いたします」
生き延びる方法を必死こいて考えてたらいつの間にか二時間経ってたっていう。
「……はぃ」
凄い低いテンションで返事をして、声を掛けてくれた兵士の人について行った。
「待っていたぞ!ナナシ殿!」
そこには脳筋がいました。
姫様なんでそんなにテンション高いの?
「ナナシ殿、これをお使いください」
案内してくれたのとはまた別の兵士の人が鞘に入った剣を渡してくれた。
すいませんいらないです。
とはさすがに言えない為仕方なく受け取り、ステータスを視る。
うん、間違いなくただの剣でした。
兵の訓練用に置いてあったけど実は凄い剣でしたみたいなことは無かった。
そこは何かあってもいいと思うんだ。
「ナナシ殿、覚悟はいいか?」
え?覚悟?準備とかじゃなくて!?
と、とりあえず石投げて遠距離攻撃して様子を見よう、そうしよう。
鎧ごと斬る力技で振られたらどうなるか分からんからね。
目線だけを動かし、石を視界に見つける。
合図が掛かった瞬間あそこまでダッシュだな。
俺の斜め左前方2m位のところに拳大の石を発見したのだ。
審判の声だけに耳を傾け、目の前のアリシア王女は無視して石だけに集中した。
「では、始め!」
集中していたせいか最高のスタートをした俺は、拾いやすいように前傾姿勢を保ったまま走った。
「ぐっ!?」
だが突然頭に激痛が奔る。
何か硬いもので殴られたような衝撃に耐えようとするが痛みと目眩がそれを許さず、手に持ったままの剣を杖にして何とか体勢を立て直した。
『お、おおぉぉぉ!!』
頭を振り、頭痛を紛らわしていると突然歓声が上がった。
「…………まいった」
何事かと状況を把握しようとしていると、下から声が聞こえた。
……下?
そう思い下を見ると、悔しそうな顔を浮かべるアリシア王女が倒れていた。
一体何事?
「大丈夫ですか?」
「あなたがやっておいてよく言う。すまないが手を貸してくれるだろうか?」
まだ未だによく状況が理解できていないが、いつまでも女の子を倒しておくわけにはいかないので要望どおり手を貸し、アリシア王女を立ち上がらせる。
「まさか剣を抜かすことすら出来ないとはな……。まだまだ私は未熟だったようだ」
「いやいやそんなことはないと思いますよ?」
だって剣で鉄の鎧斬れるなら達人でしょ。
「ならばあなたはもっと高みにいるのだな。それこそ極みの域に……」
「いえ、私などまだまだですよ。上には上がいて、道の先にはまた道がある。全ての事柄は極める事など出来ないのですよ」
なんかとりあえずそれっぽいことを言っておく。
そもそも俺がまだまだなのは事実ってか武を志す人達から見ればゴミみたいなものだしね。
「そうか、良ければまた相手をしてもらえないだろうか?」
「そうですね。姫様の剣に殺気が無くなったら考えます」
だって刃が潰してあっても殺気ムンムンで来られたら怖いからね。
「剣の殺気を無くす……か。」
「では姫様、私はそろそろ」
「アリシアでいい。私のことはアリシアと呼んでくれ」
姫様を呼び捨てにしていいのか?
まぁ本人が良いって言ってんだから良いのかな?
「わかったよ。アリシア」
とりあえず一度名前を呼び、疲れたし頭痛いから二階の部屋をもう一回借りて休むことにした。
どうだったでしょうか?
違和感バリバリだとは思いますがまぐれで脳筋王女に勝ってしまいました。
次もよろしくお願いします。